絶対的ポジティブ思考

絶対的ポジティブ思考

2021/12/10

夜行バスが寒くて目を覚ます。寒くてよく眠れない。確かにバスを検索しているときに、毛布付きと書いてあるバスもあった。「暖房が効いていれば、毛布なんていらないだろう」と、無視していた。ここは、日本だ、おもてなしの国だ、「毛布が必要だ」と思った人がいるから、毛布付きのバスが存在するのだ。

「毛布付きのバスにすればよかった、失敗したな」って、昔なら思っていた。今は、「次からは、毛布付きのバスにすればいい」という知見を得た。そして、自分の固定観念での判断が「毛布なんていらない」という判断が、間違っていた。

本当は、そこに、存在する意義、毛布の存在意義を考える必要があったのだ。寒い可能性があるとして、選択の幅が必要だった。未来における選択肢は、未来にならないとわからない、選択肢は多過ぎない程度には、多い方がいい。

寒くて眠れない夜は、海外の夜行バスを思い出す。アフリカでの夜行バスは、夏なのに、ダウン着ても寒かった。そんな夜を思い出した。あのときは、本当に、辛かった。けど、今は、懐かしい思い出だ。過去のあの時点の感情と、現在の感情は違う。現在の感情は、未来になったときに過去を振り返ったときの感情とは違う。

ネガティブはポジティブだし、ポジティブはポジティブだ。そして、ネガティブはポジティブの記憶は鮮やかだ。未来においては、失敗も間違いも存在しない、いい思い出になる。

それは、自分が意識的に行ったモノでなく、無意識に脳が記憶を改竄した結果に過ぎない。私たちの脳は、そんな便利機能を保持する。

離婚したことや、子どもと会えなくなったこと、人生のどん底すら、肯定的に捉えられる日が来るのだ。寂しくないとは、言わないけど。

私たちが持っている、脳のネガティブ→ポジティブ変換機能を信じる。今のネガティブな出来事は、将来はポジティブな出来事である。私たちは、ポジティブなことだけを、意識して生きていける。私たちの記憶は、実は、曖昧なモノだけど、調子良くやってくれる、便利なモノなのだ。そう捉えると、本来の意味でのネガティブな人は存在しない。ポジティブな人しか存在しない。

時間の視点が過去に向いて、過去の感情を思い出せばネガティブになってしまう。時間の視点を現在において、過去の出来事を思い出せば、ポジティブになる。感情を思いだすのではなく、出来事を思い出すのだ。そうすれば、脳が、過去のネガティブな感情を、今のポジティブな感情に変換してくれる。

感情にフォーカスするのではなく、出来事にフォーカスする。それは、出来事を客観視することになる。必要なのは、そのときの自分の固定観念による感情ではなく、現在の自分による、過去の自分とは違った、時間軸においての自分の中での客観視である。客観的な自己評価によって、出来事は、いかようにも、捉えられる。

現在の感情で判断しない、時間軸をズラして、未来から現在の出来事を判断する。
未来思考、絶対的ポジティブ思考である。

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