大人と子ども、酒とゲーム
2020/12/5
酒は、呑みすぎたら、記憶を飛ばしたり、翌日、二日酔いになったりする。
それでも、また、酒を呑む。
酒を呑むのは楽しいからだ。
子どもが、楽しいからゲームに夢中になるように、楽しいから酒を呑む。
子どもが、寝る間も惜しんでゲームしたがるように、また、酒を呑んで、終電を乗り過ごす。終電を越えれば、時間無制限で呑める。
子どもとってのゲームは、大人にとっての酒かもしれない。
だとするならば、
湯浅は、子どもに、ゲームはよくないとか、ゲームは2時間以内とか、ましては、ゲームなんかより、勉強しろなんて口が裂けても言えない。
「酒はよくない」
「酒は1次会だけ」
「酒より仕事しろ」
って言われたら、キレる。
子どもも同じだ。
子どもと大人の差なんて、興味がある対象がゲームか、酒か、変わるだけで、学校へ行くか、会社に行くかが変わるだけで、その価値に対して差はない。
大人は仕事をして稼いでいる、子どもはそのおかげで生きていける、なんて考えは、捨てた方がいい。
たくさん稼ぐ子どものYouTuberなんて、これから増えていく。多くの場合、可処分時間は、大人より子どもの方が多い。
これからは、大人、子ども、関係なく、人間は、可処分時間の奪い合いである。
子どもの方が可処分時間か多いのだから、子どもにウケるコンテンツは、子どもが発信していく時代になる。そして、そこには、当然、マーケットが生まれる。
人間全員が、容易に発信できるようになった現代では、もはや、全員が、ビジネスマンである。
お金を稼ぐルールが完全に変化した。
自分より稼ぐ5歳がいるなんて世界が現実だ。
それは、お金の価値の減少である。これまでは、大人しか稼げなかったお金が、誰でも稼げるようになった。
不確実性な現代である。
とりあえず、酒を呑もう。
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