アルケミストからの思考
2021/12/14

【本要約】アルケミスト
少年には目的があった。彼の人生の目的は、旅をすることだった。「もっと広い世界を知りたい」と思っていた。勉強して知識をつけることより、重要だった。
「未来が決められている」という事は「未来に対して何をしても意味がない」という捉え方ではない。未来という運命に沿うことを考えて過ごす事ではなく、未来に抗って生きる事ではない。
因果律という仏教思想を持つ日本人は「未来が決まっているのなら、努力しても意味がない」と考える。
予定説を信仰するキリスト教・イスラム教の人々は、未来が決まっているのだから、今を生きることに集中する。視点が未来という漠然としたものではなく、今、現在の生きているときが軸になる。
今を生きていない人々がいる、未来至上主義である。目線の先は、未来しか映っていない。未来のための今がある。
- 未来のために、お金を稼ぐ。
- 未来のために、お金を貯める。
- 未来のために、今を犠牲にしている。
- 未来のために、今を生きる。
そんな未来は、一生やってこない。
未来は未来でしかない。
私たちが過ごしているのは、いつだって今だ。
未来は未来でしかない。
私たちが過ごしているのは、いつだって今だ。
今の積み重ねが過去であるけれど、私たちが過ごしてしている今が現在で、今の先を未来という。だから、未来は永遠にやってこない。あるのは、今だけだ。そして、過去の今は、記憶として頭の中にある。すべては、今という瞬間しかない。今だけしか存在しない。
- 今、楽しくないなら、今、楽しくしなければ、ずっと楽しくない今になる。
- 今、楽しいなら、積み重なる過去は楽しい記憶になる。
- 未来は目の前に来る事はないのだから、未来を楽しくすることはできない。
今を犠牲にすれば「未来は楽しくなるだろう」というのは、幻想に過ぎない。そもそも、未来至上主義という思想が、幻想なのだ。
未来が決まっているから、今を生きられる。
未来が決まっていないから、未来に生きる。
未来が決まっていないから、今を生きる。
未来が決まっていないから、未来に生きる。
未来が決まっていないから、今を生きる。
- 幸せの形は、自分が決めることができる。
- 私たちは、自分で信じることを決められる。
- 自分が幸せになる方法を、信じるだけだ。
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