初心者無職とベテラン無職
2020/10/13
カフェで、作業をしていると、
偶然、知りあいに会った人同士が、話していた。
いろいろ近況を話していたが、どうやら、片方の人は、無職のようだ。
今は、平日の午前中である。
しばらく話していたが、話が一段落すると、無職の人は、帰っていった。
いたたまれなくなったのだろう。
そんな雰囲気を感じた。
平日の午前中に、カフェで、スマホ見てたら、たまたま知り合いに発見されて、その場をイソイソと去る無職。
無職を後ろめたいと思っているからこその行動。
無職、初心者だな。
俺くらい無職になると、もはや、余裕しかない。
今、数えたら、今日で、593日目である。
無職歴1年半以上のベテランである。
平日か、休日かの概念など、とっくにない。今日、混んでるなって思ったら、それが休日である。ただ、それだけである。
毎日、こうやって、カフェに行って、
毎日、モノ書きして、
毎日、本を読んで、
毎日、料理を作って、
毎日、酒呑んで、
無職の毎日は、ただ、それだけの毎日である。
無職初心者は、近況を話している時に、
「無職なんです」と恥ずかしそうに話していた。
そして、その相手は「バイトは?」と聞いていて、「バイトもしてないです」と話していた。無職初心者は、ぱっと見、40代前後なのに、バイトって聞くか?
労働していないのは、おかしいという思考が、ヤバくないか?
俺、その時、思った。
そして、無職初心者に伝えたいと思った。
『無職だと恥ずかしがらなくていい。』
「俺、10億持っている」って心の中で、思ったら、全然、自分を卑下する必要はない。
俺は10億持ってるから、無職だけど、お前は、10億持ってないから、毎日、労働して大変だなと、むしろ、憐れみの目を向けるだろう。
そしたら、カフェを出ていくのは、労働者である。
いつも、心に10億を。
それは、心の平穏。
コメント