【本要約】マインドフルネス

【本要約】マインドフルネス

2021/10/5

マインドフルネスの役割

仏教の唯識論 … 個人にとってのあらゆる諸存在が、唯(ただ)、8種類の識によって成り立っているという大乗仏教の見解の一つである。

1] 意識 … 人間の欲求と自我が組み込まれた世界を受け取る
2〜6] (感覚)五識 … 五感の感覚的欲求によって世界を色づける
7] (無意識)末那識 … 自我が形成される
8] (無意識)阿頼耶識 … 外部からの刺激・情報が、そのまま入ってくる
  • 生物である限り、世界を、自分とその感覚に捉われた世界として見ている。
  • 人間は、知識と言葉を持ち、知識と言葉によって世界を解釈している。

人間は、「生物の生態と身体的性質による網 ( 偏見 ) 」で世界を見て、次に、「社会から与えられた言語による知識の網」で世界を見る。

世界を二重の網を被せて見ている。

マインドフルネスでこの網を外す。

知能は、常に、環境と自分の間を振動しながら呼吸するように活動している。

マインドフルネスは、自分の内面に意識を向け、思考や感情や行動について、解釈や良し悪しの判断をせずに、ただ観察するための方法である。

自分の呼吸だけに意識を集中させ、雑念が浮かんだら、再び呼吸に意識を向ける。

マインドフルネスの効果

【重責を担うリーダー】
・重大な意思決定に際し集中力を発揮して思考を明瞭にする
・組織を変革するにあたり創造性を発揮する
・顧客と従業員に思いやりを持つ
・自分らしさを貫く勇気を持つ

【リーダーの集中のフレームワーク】
・自分への集中
・他者への集中
・外界への集中

【マインドフルネスの効果】
・集中力が強化
・ストレス下で平静を維持できる
・記憶力が向上する
・チームワークがよくなる

【マインドフルネスの使用場面】
・ストレスを感じ始めたとき
・時間が足りないとき
・気が散ってきたとき
・興奮しているとき

脳と意識

人は起きている時間のうち、約47%を、実際に取り組んでいること以外の何かについて考えながら過ごしている。自動操縦状態で、無意識に行動している。

4時間集中して休憩する。
作業→休憩→作業→休憩

意識を集中し続けるとエネルギーを消費してしまう。

  • 脳のエネルギーであるグルコース ( ブドウ糖 ) を使いきってしまう。
    休息を取らないと、脳は消耗していく。
  • 脳がエネルギーを使い切ってしまうと認知能力が低下する。
    すると、ミスや物忘れ、頭が真っ白になる瞬間が増えてくる。

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