時間の捉え方

湯浅

時間の捉え方

2021/11/29

私たちは、自分の時間に対しての認識が甘い。私たちは「自分の時間が有限である」ことに気付いているけど、気付かないフリをしている。「時間が有限 = 死」だからだ。「死ぬまで、あと何日だから、今日は何をすべきか」という視点が効率化の極みである。1日の過ごし方の最適解である。

夏休みの宿題を8/31を締切として、毎日、少しずつ取り組める人は、ほとんどいない。それが、効率的なやり方なのに。「まだ、時間はたくさんある」と思ってしまっている。7月には「あと1か月以上ある」から、余裕。8月半ばには「あと2週間ある」8月最終週には「あと何日かある」。そうやって、やるべきことを先延ばしにしてしまいがちだ。

私たちは、夏休みのように、時間を長く見積もってしまいがちだ。もう少ししたらやろう、仕事が落ち着いてからやろう、来年からやろう、そうやってやるべきことを先延ばしにしてしまう。そして、そのやるべきことは、宿題と違って、自分で決めたやるべきことに他ならない。

他人に強制されたことではない、自分がやりたいことである。やりたいことを、目の前のことを理由にして、目の前のやりたくないことを、多くの場合は仕事を理由にして、やりたいことを先延ばし続けている。

やりたいことに取り組めていない現実を見て見ぬふりをしてしまう。

でも、それは、私たちが悪いわけじゃない。私たちを司る、脳が悪いのだ。脳は、安定・安全を求め、現状維持に努める機能があるのだ。その機能は、人間として生まれ落ちたときに、動物として生まれ落ちたときに、生物として生まれ落ちたときに、初期設定されたモノなのだ。

ファーストペンギン 〜 海の中が危険か安全かを調べるために、群れの中で先頭にいるペンギンを生贄として、海の中に突き落とされる、その生贄のペンギン 〜 海の中が安全であれば、食糧独り占め、海の中が危険ならば、生贄としての死である。

私たちは、脳の問題で、ファーストペンギンになれない。腹は減っていても、生死を脅かす危険を冒せない。私たち人間にとっては、生死を脅かす危険があることなんて、現代においては、限りなく0に近い。ファーストペンギンほどのリスクはない。でも、未知の世界に飛び込めない。脳の機能によって制御されてしまう。

脳の機能にバグがあるか、脳の機能を意志の力で、乗り越えた人が、成功者となる。
「明日死ぬかのように今日を生きろ」ってガンジーが言う。
「もし今日が自分の人生最期の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」ってスティーブ・ジョブスが言う。

確かにいい言葉だし、胸に刺さる言葉だ。

感情は揺れるけど、実際に行動に移せる人がどのくらいいるのだろうか?

私たちは、家族という守るモノがあったり、仕事という責任があったりする。だから、簡単に現状を変えられない。毎日、最適な1日を、最高の今日を過ごせない。大丈夫、みんな、そうだから。

私たちは伝記になるほどの偉人じゃない。誰もが、そんな風に生きられない。

・人生の残り時間が、あと50年だとしたら何をする?
先すぎて、何も見えない、わからない。
・人生の残り時間が、あと10年だとしたら何をする?
少し見えてくる、考え始める。
・人生の残り時間が、あと5年だとしたら何をする?
考えが、具体的になってきた。やりたいことリストは5年で消化しなきゃいけない。
・人生の残り時間が、あと3年だとしたら何をする?
やりたいことリストを消化するためには、何をしたらいいか、具体的な行動を考え始める。
・人生の残り時間が、あと1年だとしたら何をする?
やりたいことリストに着手しなければならないかもしれない。やりたいことリストをやるための事前の何か行動を起こさなければならない。
・人生の残り時間が、あと半年だとしたら何をする?
やりたいことは、厳選するしかない、多分、もう、全部はできない。自分は何が1番大切なんだろう?子どもと過ごす時間?家族と過ごす時間?友人と過ごす時間?
・人生の残り時間が、あと3ヶ月としたら何をする?
もうちょっとパニックかもしれない。

人によって、その年月の差の違いはあれど、今日を最高の1日には、できないかもしれないけど、もう少し先の未来に、楽しい1日を想像できるはずだ。それが行動の原石である。

「私は、未来においてどんな人生を最高の1日と位置付けるか?」「現在と最高の1日とのギャップをどうやって埋めていくか?」というくらいまでブレイクダウンできたら、行動につながるはずだ。

目の前の小さな一歩である。小さな一歩の積み重ねが、振り返ったとき、道を為しているはずだ。

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