告白と、未来へのレール

湯浅

告白と、未来へのレール

2021/4/4

高校生の時、好きだった子が、不意に夢に出て来た。

その子とは、話したのは一度っきりである。ある日、好きな気持ちが抑えられなくなって、いきなり、告白したのだ。

若い。実に若い。青い春である。

知らない人に、いきなり告白されて、付き合う人はいない。そんな当たり前のことを考えるよりも、好きな気持ちを伝えたい衝動に駆られて行動した。

結果は、もちろん、撃沈である。

フラれた。

そんな過去がある。今では、こうやって、その子が夢に出てくるまで、忘れていたようなことであるが。

フラれた当時の気持ちは、もう、思い出せない。フラれて、告白したことを後悔していだかもしれない。

でも、長い目で見ると、過去を振り返ると
「あの時、告白していたら、どうなっていたんだろう?」とおもうことはない。
行動して結果を得たからである。

未来

人は死ぬ前に、行動したことより、行動しなかったことを、後悔するという。

今から40年後、80歳になって、人生を振り返る。

  • 「40歳の時に挑戦しとけばよかった」って、思いたくない。
  • 「あの時、挑戦しておけば、また違った人生だったかもしれない」って、思いたくない。
  • 「あの時、挑戦したけど、うまくいかなかったな、でも、あの時の最善は尽くした」って思いたい。
  • 「あの時、挑戦したから、今の人生がある、あの時、挑戦してよかった」って思いたい。

レールから外れる。それは、レールに沿って走るのではない。レールを作るのだ。自分の走った後が、レールになるのだ。

やったことがないから、成功するか、失敗するかわからない。

でも、このまま、今までのようにレールの上を走ることは、違うことはわかる。

「成功するまで続ければ、失敗などない」とは言うけれど、こちとら、はじめての挑戦なんですけど、レール作り初心者なんですけど状態である。

不安で心がもげそうになる。

でも、自分の描く未来は、レールの上にないのだから、レールを外れるしかないのだ。レールを作ることでしか、自分の描く未来への道はないのだ。

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