知的好奇心という創造力

映画

「インターステラー」からの思考

2021/12/20

【映画】インターステラー
地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
  • 日々の成長の実感はない。
  • 実感がないから不安になる。
  • 自分の行く先が見えないから、不安になる。

でも、ふとしたときに、成長を実感する。

愛というキリスト教の下地
映画を観ていたとき、愛について語るシーンで、なるほど、ここでは、私たち日本人は、男女の色恋について想像するけれど、キリスト教の国 〜 だいたいの映画が作られている国 〜 では、異性愛よりも、もっと広い意味での人類愛について、イメージしている。愛のニュアンスが異なる。

【本要約】日本人のための宗教原論 ( 小室直樹 )
日本では、仏教・神道、近世以降は儒教が、混在している。エトス ( 行動様式 ) という定義は、イデオロギー ( 社会的観念 ) も宗教の一種として解釈できる。マルキシズム・資本主義・武士道も宗教の一種である。

■進化の方向性についての科学的な下地
・進化はなぜ起きるのか?
・進化の可能性の是非はどうやって決定するのか?
・私たちは進化したのはなぜか?

残酷すぎる遺伝の真実~バカな親からは、バカな子どもが生まれる必然
アメリカは「自由と平等」と謳っているが、多民族国家で、差別の国だというのは周知の事実である。大多数のアメリカ人は、差別主義者である。その背景には、「黒人の知能は、白人よりも低い」という事実があり、”適者生存”の思想がある。体型のように、知能も遺伝する。
【本要約】武器になる哲学7 〜 イノベーション
「未来はどうなるか?」ではなく「未来をどうしたいか?」である。「未来というのは、予測するモノではなく、ビジョンとしておもい描くモノだ」という考え方である。

■相対性理論という物理的な下地
・時間の流れる速さが一定でないという世界
・観測者ごとに時間が違うという世界
・重力によって次元が歪められている世界
・3次元の拡張は、時間と重力を合わせた5次元である。

【本要約】時間は存在しない
時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではない。 過去から未来へと流れるわけでもない。 物理学的に時間は存在しない。

知性の拡張が生んだ、モノゴトをより深く理解できるようになる態度である。知識によって見える景色が少し色濃くなった。知識は、モノゴトの輪郭を鮮やかにする役割のようだ。ボヤけて見えなかったモノが、ボヤけていることすら気付かなかったモノが、存在にすら気付かなかったモノが、だんだんと見えてくる、ハッキリとしてくる。

私たちは、どんなに努力しても、この世界のことのほんの一部しか知ることができない。私たちは、いろんなことを知って、知的欲求を満たしながら、死ぬまで生きる動物だ。

世界は広い。

誰かが、「空には何があるんだろう?」と考えた。
誰かが、「空には何があるか知りたい」と考えた。
誰かが、「空を知りたいから、空を飛んでみたい」と考えた。

誰かが、空を飛ぶことを想像したから、飛行機が創造された。

想像の先にしか、創造はない。

歴史上の人類全員が「空なんか飛べるはずがない」って考えていたら、私たちは今も空を見上げるだけだった。

「空の向こうを知りたい」と思った人がいたから、宇宙へ行けた。「地球を見てみたい」と思った人がいたから、宇宙へ行けた。

誰かの疑問が、知的欲求が、好奇心が、想像力が、今の世界を創っている。

みんな、初めてだった。わからなかった。だけど、やってみて初めて、わかった。
今の世界は、誰かの挑戦が創っている。

この世界は、私たち人類が創った。
目に見える人工物は、私たちが創った。
私たちは、想像すれば、創造できる。

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