「インターステラー」からの思考
2021/12/20
地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
- 日々の成長の実感はない。
- 実感がないから不安になる。
- 自分の行く先が見えないから、不安になる。
でも、ふとしたときに、成長を実感する。
■愛というキリスト教の下地
映画を観ていたとき、愛について語るシーンで、なるほど、ここでは、私たち日本人は、男女の色恋について想像するけれど、キリスト教の国 〜 だいたいの映画が作られている国 〜 では、異性愛よりも、もっと広い意味での人類愛について、イメージしている。愛のニュアンスが異なる。

■進化の方向性についての科学的な下地
・進化はなぜ起きるのか?
・進化の可能性の是非はどうやって決定するのか?
・私たちは進化したのはなぜか?


■相対性理論という物理的な下地
・時間の流れる速さが一定でないという世界
・観測者ごとに時間が違うという世界
・重力によって次元が歪められている世界
・3次元の拡張は、時間と重力を合わせた5次元である。

知性の拡張が生んだ、モノゴトをより深く理解できるようになる態度である。知識によって見える景色が少し色濃くなった。知識は、モノゴトの輪郭を鮮やかにする役割のようだ。ボヤけて見えなかったモノが、ボヤけていることすら気付かなかったモノが、存在にすら気付かなかったモノが、だんだんと見えてくる、ハッキリとしてくる。
私たちは、どんなに努力しても、この世界のことのほんの一部しか知ることができない。私たちは、いろんなことを知って、知的欲求を満たしながら、死ぬまで生きる動物だ。
世界は広い。
誰かが、「空には何があるか知りたい」と考えた。
誰かが、「空を知りたいから、空を飛んでみたい」と考えた。
誰かが、空を飛ぶことを想像したから、飛行機が創造された。
歴史上の人類全員が「空なんか飛べるはずがない」って考えていたら、私たちは今も空を見上げるだけだった。
「空の向こうを知りたい」と思った人がいたから、宇宙へ行けた。「地球を見てみたい」と思った人がいたから、宇宙へ行けた。
みんな、初めてだった。わからなかった。だけど、やってみて初めて、わかった。
今の世界は、誰かの挑戦が創っている。
目に見える人工物は、私たちが創った。
私たちは、想像すれば、創造できる。
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