裁判傍聴5〜認識の相違

裁判傍聴

裁判傍聴5〜認識の相違

2021/3/17

Twitter裏バイトで検索すると、パチンコの代打ちや、行列の並びが出てくる。そんな中に、海外に行って、骨董品を運んでくる仕事がある。

海外への渡航費用30万円は、依頼主負担である。自分の取り分は、60万円である。タダで海外に行けて、そこで楽しく遊んで、帰るときに荷物を持って帰るだけの仕事である。それで60万円である。

そんな仕事は、どう考えても、白ではない、黒である。明らな犯罪の匂いが漂う。薬物の密輸入で確定だろう。

被告人は言う。「パチンコの代打ちや、行列の並びと同じような、バイトだと思ってやった」と。「だから、運んだ骨董品が、骨董品の中に、薬物があるなんて知らなかった」と。

「いやいや、60万円と言う法外な報酬価格が、違法な薬物だと、認識できないわけないじゃないか」と被告人に言う。

でも、被告人は、「それは認識の相違であって、適切な報酬だと認識していた」と言う。

  • 薬物と知って、密輸したのか?
  • 薬物と知らずに、密輸したのか?

それによって、罪の重さが異なる。だから、「薬物と知らなかった」と宣う。

「それは、状況的に無理じゃん」って、検察官が言っても、「いや、薬物と知らなかった」と言い通す。

薬物かどうかを知っていたという事実なんかじゃない、ここでは、言ったもん勝ちの世界である。

薬物だと知らなかった。骨董品だと認識していた。

物理的証拠で判決する裁判所でも、人の嘘がわかっても、証拠がないから、裁けない。絶対に密輸だってわかっていて運んだ人を、現状の法律じゃ裁けない。

法律も、人が作ったモノだから、完璧じゃない。多分、60点くらいだ。だから、穴はある。穴があったら、とりあえず、突くのが、お金儲けの秘訣だ。人がいない隙間に、お金儲けのタネは落ちてる。

なるほど、この裁判こそが、無意味な論争を扱っている、この時間こそが、1番の無駄なんだ。それに気付いたとしても、変わらないからこそ、何ともし難い。

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