【本要約】人類史上最大の発見

【本要約】人類史上最大の発見

2021/12/8

潜在意識

潜在意識の存在を知り、その偉大なる力を信じ、どうすればその力を引き出し、自分の人生に反映させることができるのか?

19世紀の末、フロイトは、潜在意識を必見した。

地球の誕生、生命の誕生、宇宙の成り立ちや、星の運行、、、これらをすべて実現させているエネルギーは、この宇宙に存在する、すべてのものに宿っている。人間の場合、このエネルギーは潜在意識として、それぞれの人の内奥に宿っている。

  • 潜在意識は、宇宙の始まりから、はたらき続けている。
  • 人間の潜在意識も、生命の始まった瞬間から、絶え間なく、はたらき続けている。
  • 潜在意識のエネルギーは、60兆個の細胞をはたらかせ、生命活動のすべて、人生を創り上げる。
【近代3大重要事項】
・アインシュタインの相対性原理の発見
・ダーウィンによる進化論の発見
・フロイトによる潜在意識の証明
by バートランド・ラッセル

ひとりひとりに、無限の力の源泉である潜在意識が存在している。潜在意識の力を引き出すことができれば、自分の人生は自分の思い通りになる。

著者であるジョセフ・マーフィーは、「心に願ったり、イメージしたりしたことは、必ず実現し、人の人生は、実現の結果、織りなされていく」という法則を発見した。

自分が真から求める生き方、思う人生の在り方を、心の奥底の潜在意識に届くように強く願う。
それだけで、人は誰でも必ず幸せになれる。

人生の成功をもたらすものは、運や偶然ではない。潜在意識の存在、その偉大なる力を信じ、すべてを潜在意識に委ねる。それだけで、人は誰でも例外なく、思った通りの、願った通りの幸せな人生を過ごせる。

潜在意識の偉大なる力

私たちは、どんなことでも、自由に思うことができる。思いの中では、誰もが、世界一才能に恵まれた人間になることもできれば、世界一の富豪になることもできる。

自分の人生は、自分の思いが作ったものである。
自分の現在の日々は、自分の日々の思いが作り出したものである。
  1. 人は誰も、自分に願い、思った通りの人生を生きている。
  2. 人が思うこと、願うことは、そのまま潜在意識に浸透していく。
  3. 潜在意識は、そのまま実現する。

人生で一番大事なことは、潜在意識の力を信じ、その力を活かして生きることである。

「こうありたい」と思うことのすべては、潜在意識に思いを届けることで叶えられる。

  • 潜在意識には、奇跡と思えるようなことも、自然に起こす力が備わっている。
  • 潜在意識は、人生を幸せに導くためのすべての力の根源である。

「どんな人生を送りたいか?」「毎日をどのように過ごしたいか?」それを決めるのは自分自身である。潜在意識は、どんな思いであれ、自分が願ったこと、思ったことを、そのまま実現する、万物創造の力である。

思いは原因であり、現実の人生は結果である。
「蒔かぬ種子は生えぬ」
巻かれた種子が、芽を出し、葉を繁らせ、蒔かれた思い通りの花を咲かせ、実を実らせる。
種子は原因であり、実りは結果である。

同じように、思いは原因であり、現実の人生は結果である。結果は原因次第である。どんな場合も、原因通りの結果が、もたらさせる。

どんな場合にも、結果を引き起こすのは、原因となる自分自身の思いであり、思い以外の何ものでもない。

心はひとつでありながら、ふたつの別の存在に分けられる。

  • 意識的な心:顕在意識
  • 意思的な心の奥に在る心:潜在意識

ふたつの心は同調して、ひとつのモノのように、はたらくこともあれば、それぞれが特異なはたらきをすることもある。

顕在意識は、五感を通して情報を得たり、経験や学習で知識を得て思考したり判断したりするはたらきを担っている。日常生活や仕事を進めるときには、顕在意識のはたらきが大きく寄与する。

潜在意識は、直感やひらめき、直情を受け止める。顕在意識よりも、はるかに遠くを見渡せる視覚を持ち、聴覚で捉えられないものまで聞き取り、実際には触れることのできない感触も捉える。言葉を使わなくても、他の人の考えを察知し、理解する。

潜在意識は、意志的な心、顕在意識に従って動く。潜在意識は意志や思いによって制御されている。

人の精神生活の90%以上が潜在意識によるものである。

潜在意識の着目すべき特長は、すべての情報を受け入れ、すべての示唆に従い、すべての提案を実現することだ。

「自分の思いが潜在意識に伝わり人生が形作られていく」という人生の法則を理解する。潜在意識は、自然に思考することもなければ、自ら判断することもない。思考や判断は顕在意識が行う。潜在意識は、顕在意識が思考したこと、信じることをありのままに受け入れる。

自分の潜在意識に「自分は絶対に成功できる」と何度も繰り返し、暗示を与える。

この世に起こることのすべては、潜在意識が人間の思いを受けて創造したことである。富も、健康も、運命も、潜在意識が創造した現実である。潜在意識には、不可能はなく、どんなことも、現実のものにする、可能性の源泉である。

潜在意識が、願いを実現することを信じて、そして、既にその願いが叶えられたかのように、生活する。これが、願いを潜在意識に伝える最良の方法である。
「お金持ちになりたい」と願うよりも、既に自分がお金持ちになり、思い通りの生活をしていることを想像する。

私たちが意識できるのは顕在意識である。潜在意識は、顕在意識の深い所に、顕在意識を支えるように存在していて、生命活動のすべてを創りあげる活動を、絶え間なく休むことなく続けている。一方で顕在意識は、毎日休養を取る。睡眠が休養である。起きている間は、顕在意識は、人の行動や意識の前面に立ち、ひとつひとつの行動を選択したり判断したりを繰り返している。

睡眠中は、潜在意識の力をはたらかせる絶好のチャンスである。

人はなぜ眠るのか?

「身体の疲れを取る」という説があるが、身体の中には、眠っているときに休んでいる機能はない。心臓も肺も、重要な臓器は、睡眠中もはたらいている。睡眠中に活発になる臓器すらある。

人が眠る本当の理由

睡眠中は、現実や様々な現象から切り離され、人は潜在意識そのものの存在となる。睡眠中は、完全にバランスの取れた精神状態となり、あらゆることにおいて、完全な理想の状態に向かっていく。毎日の睡眠は、人間が精神的に高度に発展していくために欠かすことができない。

眠る前に潜在意識へ語りかけ、思いを潜在意識に浸透させる。

潜在意識のはたらきかた

意識の中に少しでも否定する思いがあれば、その願いが打ち消されるだけでなく、願いと正反対の現象が起こってしまう。

潜在意識は願うことをすべて現実のものにする。富と成功を願うなら、その願いをそのまま、潜在意識に伝える。

「私には、もっと富と成功がある」と一日に数回、繰り返して言う。

「自分は、多額の年収を得るのに相応しい人間だ」と潜在意識に浸透させる。現状に甘んじている人は「自分の人生は自分で創造していくのだ」という意識がない。

まじめで誠実であるために犯しがちな間違いに、潜在意識に向かって、「努力することや苦労することを厭わない」と伝えることがある。このような思いを受け止めた潜在意識は、がんばらなければならない人生や苦労の連続という人生を生起してしまう。潜在意識に届ける思いは、シンプルに集約化しなければならない。

例えば、「一生懸命に頑張るので、お金持ちになりたい」と願うとき、頑張る方に、潜在意識はフォーカスしてしまう。潜在意識は、その「頑張る」という願いをそのまま実現する。お金持ちの方は「現実化されない」という結果になってしまう。

潜在意識に思いを届けるときは「こうありたい」とありのまま素直に伝える。

潜在意識に届けたおもいの種子が芽生えるには、しばらく、土中で過ごす時間が必要である。その間に、ネガティブな思考をしてしまうと、種子が芽生えることはなくなる。

  • 「自分の仕事が嫌いだ」という人で、成功した人はいない。
  • 富やお金も同じである。
  • 豊かになりたいなら、お金の悪口を言わないことだ。

潜在意識は否定しているものをドンドン遠ざけていく。

  • お金は否定する要素がない。
  • お金があって困ることはない。
私はお金が大好きである。私はお金を賢明によく考えて使う。私は必要なときには、お金を喜んで手放す。やがて、お金は何倍にも増えて、私のところに戻ってくる。お金はいいものだ。私は本当にお金が大好きだ。

眠る前にもこの言葉を繰り返しつぶやく。

潜在意識と治癒力

すべての生物は、本来、完全なまでに、健やかな存在として生を授けられている。しかし、潜在意識が歪んだり、力が弱まったときには、人は病気になったり、心が弱まったりする。潜在意識を歪めたり、弱めたりするのは、恐れ・憎しみ・罪の意識・劣等感といった4つの感情である。潜在意識が正常に稼働すると、どんな状態にあった体や心も、健やかさを取り戻し、病気は完全に治癒に向かう。

傷や病が治るのは、潜在意識の力である。
自然治癒力と呼ばれる潜在意識のはたらきである。

病気になった場合、健康を取り戻すことは、病気を引き起こすことよりも容易いことだ。健康であることは、体を本来の状態に戻すことに過ぎない。病気は必ず治る。自分には、自然治癒力がある。

潜在意識は、生命力の根源となり、思いのすべてを現実化するエネルギーを湧きたたせ、自分の誕生の瞬間から生の終焉まで、人生のすべてを創り出し、コントロールする力を持っている。

潜在意識と愛

愛はすべての源泉である。潜在意識を最も力強く湧き立たせ、思いを現実化する力を最大限に引き出すのも愛である。

  1. リラックスした状態は、顕在意識と潜在意識が、最もよく調和しており、意識が集中している。
  2. このタイミングで、真の願いを、素直に、ありのままに、潜在意識に伝える。

「相手を変えよう」とすることは間違っている。人は誰でも「自分自身で自分を変えよう」と思わない限り、変わらない。

相手が嫌いな人でも、相手の健康と成功、そして幸福を願う。

潜在意識への扉

ゆったりとリラックスし、あとは「眠るだけ」という状態に実を置き、この状態で、既に願いが叶った光景を、ありありと思い浮かべる。

願いを明確にする一番確かな方法は、想像して映像化することである。

「仕事で成功したい」と願うとき、実際に仕事で成功を収めた様子を想像する。例えば、社長の椅子に座っているとか、部下の前で会社の経営方針についてスピーチをしている光景などを、できるだけありありと思い描くことで、効果的に潜在意識に訴えかけることできる。

望むモノを願う。求めるモノを思う。それ以外のことは、考える必要はない。

  • 「どうしてもそれを実現してみせるぞ」というように、意志の力を使うこともマイナスになる。
  • 意志の力を使うのは、反対のことがあることを前提とする。シンプルに願う。

潜在意識は、お互いに矛盾するふたつの命題のうち、強い方を受け入れる。決して力んではいけない。「できるかできないか」を議論する必要はない。ただ「こうありたい」と願う。「そうありたい」と望む。それだけだ。

水は、蓄えられる器の形に応じて姿を変える。同じように、潜在意識も自分の考え方に応じて、その在り方を変えていく。潜在意識は、自分の習慣的な思考に応じて、その力を発揮し現実を創りあげていく。

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