廃棄と変容

湯浅

廃棄と変容

2021/2/7

何かを得るためには、何かを捨てなきゃいけない。何かを得たら、知らない間に、何かを捨てているのだ。

人それぞれで、その容量は決まっている。だから、積極的に捨てていかないと、新しい何かは、手に入らない。人は、特に日本人は、『もったいない』という精神があるので、捨てられない。

海外には『もったいない』という精神がないので、『もったいない』を表現する言語がないので、『mottainai』という『もったいない』のローマ字表記が用いられる。

でも、「箱(容量)の大きさは決まっているんだから、捨てないと入らないよね」と言うのは易し、行うのは難しである。その時々で、捨てるかどうかを迷うのは、非効率である。

捨てるために必要なのは、価値観の明確化に他ならない。自分の価値観を明確にすることで、その価値観に沿って、不要なモノを捨てていく。それは、物質的なモノだけではなく、人間関係も同様である。

世界的流行風邪によって、人間関係が淘汰されたのは、「新しい世界へのための必要条件なんだろう」と考えている。過去に縛られた人間関係ではなく、新しい価値観に基づいた、新しい人間関係の構築である。

世界は変容し続けているから、その変容の最中で、自分も変容し続けなければならない。変容こそ、現代を生きる術である。

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