【本要約】やりたいことをやれby本田宗一郎

やりたいことをやれ

2021/7/7

行動

行動には、目的がある。行動を生む目的は、その人間の思想である。思想が正しくなければ、正しい行動は生まれない。

「何をするか」より、「何を考えているか」が重要なのだ。

実践とは、自分自身の生き方の表現である。体験の蓄積を基本として得られた知恵は、生き方を充実させ、創造性と豊かさをもたらす。1人1人の人間が、自分の在り方、モノの考え方の転換を試みるしかない。

人間の意思を表現できるモノは、文字や言葉ではなく、行動である。

自分の行動は、常に全人格の表現であるという自信を持ち、責任を取る覚悟が必要だ。

行動こそが信頼を生む。

失敗

不得意な分野に手を出さず、得意なことに専念した。1%の成功のため、得意な分野でさえ99%のつまづきを経験した。成功とは99%の失敗に支えられた1%である。

努力したからって、必ずしもいい結果を生む訳ではない。努力する方向が正しくないと意味がない。いくら速い球を投げるようになっても、ストライクゾーン入らないと意味がない。努力を徒労にしないために、創意工夫した努力が必要である。

問題解決

人間が、問題にぶつかって、困るということは、素晴らしいチャンスである。知識を使って判断して、成長できるチャンスである。

分からないことがあるの、どうしたって気持ち悪い。また、分かった時の嬉しさは、本当に純粋な心の高揚である。金儲けを目的とした人には味わえなき感覚である。

難しいことに取り組み、工夫をして、夢中になると、頭の中が空っぽになって無心になる。このフローの状態が楽しい。

昨日より今日、今日より明日へと、問題が整理され、解決され、未知の領域が、次々に現れてくることが、楽しかった。

人間関係

人間は、感情の生き物だから、不合理である。
科学は、合理的である。合理的な行動こそが成功へとつながる。
自分の弱さを克服するため、合理主義に徹する。

1人1人の人間の可能性は、本人が思う以上に大きい。必死のときに発揮される力というものは、人間の可能性を予想外に大きくする。

人間というものは、面白いものであり、不思議なものであり、必要のない人間というのはいないのだ。人間に好き嫌いのある人は、真の指導者になれない。何事も1人では成し遂げられないし、その意味で人は誰1人として、自分を諦めてはならない。

人間社会は、相互扶助で成り立っている。他人に迷惑をかけてはいけない。

幸福の1つに人間関係がある。人間関係の最も基本的で、最も洗練されたモノが友情である。人間関係を、支えるモノは、相互の愛であり、信頼であり、尊敬である。秘密を守ることで、人間関係の質が判断できる。

人間関係で、他人の好みだけに迎合しようとしたら、自分自身を見失う。自分自身の能力を高めれば、他人の好みは、関係なくなる。自分の個性をのびのびと発揮していくことが、生きがいある人生で大切なことである。

他人が納得するかではなく、自分が納得してはじめて手を付ける。
他人には冒険に思えても、自分の中で理論が成り立つか否かだ。

凡人は他人に厳しく自分自身に寛大だから、凡人で反省している人は少ない。

自分自身に冷静に批判の目を向けることは勇気がいることだ。
自己との闘争である。
哲学
フィロソフィの元々の意味は、知恵を愛することであり、1人の人間が、よりよく生きるために、思考や体験を積み重ねていくこと。
人間、生をうけた以上どうせ死ぬのだから、やりたいことをやって、ざっくばらんに生き、しかるのち、諸々の欲に執着せずに枯れ、そして死んでいくべき。

人を動かす

人を動かすことができる人は、他人の気持ちになれる人である。

他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず、人を動かすことができない。

他人を動かすには「自分が恰好良くなりたい」と思う必要がある。「恰好良く」というのは「他人によく思われ、よく言われたい」という意味である。

信用とは?
・人間愛 ( 人を愛し、人に愛される ) を持つこと
・約束を守ること
・人に儲けさせること
自分が悪ければ、悪い人間が寄ってくる。自分が信用することによって、信用される人間が生まれる。人を信用して任せておいたほうが、自分の時間を有効に使える。

若い人

いつの時代でも、歳を取った大人よりも、若い人の方が偉い。時代を前に進めているのは若い人たちだ。

若い時代の失敗は、将来の収穫を約束する種である。

歳を取った大人は過去の経験でモノゴトを判断する。そして、若い人にも押し付けようとする。経験=価値があることにはならない。経験の価値は、正しい知識を獲得しているか否かである。

若さとは、過去を持たないこと、知識がないから、前向きな姿勢でいられる。そして、現実を直感的に受け止めて、新しい創造をする。

時間

土地や金は、人間に平等に与えられていないけど、時間だけは神様が、誰にでも平等に与えて下さった。時間をいかに有効に使うかが、人の才覚であり、時間をうまく利用した人が、この世の成功者である。

限られた時間内に、自分の要求をどれだけ叶えるかが、人間の目標だから、スピードが大事である。早いということは、人間社会のモラルである。スピードは、全ての人間が欲して望んでいる。

1日24時間という限られた時間から、いかにして人間が自由にできる時間を多く獲得するかが、ビジネスの基盤となる。時は、金以上、全ての生命だ。

この世の中は、金よりも時間の方がずっと大事である。

会社

技術の基本は礼儀である。商売は、相手を尊ぶことからはじまる。

人が職業として選べるのは、たった1つの仕事である。

社長の仕事は、その会社が正常に運営しているかどうかを判定し、肌合いで感じておけばいい。技術が好きなら、技術に興じる。経理が好きなら、判子を押す。社長のやり方は、社長それぞれである。

経営者、人の上に立つ者は、人を見る目、見抜く力を持たねばならない。

会社のためじゃなく、自分のために働く。自分が幸せになるように働く。会社は、社員1人1人が幸せになるための手段である。

商品

商品は人間を相手にする。
買ってくれるのは人間なのである。

人間の心を理解し、喜怒哀楽を理解し、不満や希望を知らなければ、大衆に受け入れられる商品を、創造し生産することはできない。

未来に顔を向けつつ、現在を思いきり生きることで、大衆の気持ちを捉え、「あなたが欲しがっていたものは、これじゃありませんか?」と差し出す。

独創的な新商品を作るヒントを得ようとしたら、マーケティングの効力はゼロである。大衆の知恵は、決して創意は持っていない。大衆は作家ではなく批評家である。作家である起業家が、自分でアイデアを求めずに、大衆にアイデアを、求めたら、もう作家ではない。大衆が絶賛する商品は、大衆の全く気付かなかった楽しみを提供する、新しい内容のモノでなければならない。

アイデア

発言はあっても発明はない。一見、独創的な発明も、その何処かに、これまで人類が積み重ねてきた何千年という時間や知恵が生かされているからだ。

ジョークはアイデアである。
ジョークには、鋭敏な理解力と、幅のある知恵と、人情の機敏を察する情味がなければならない。
ジョークは、アイデアが生み出される条件と共通している。

  • あらゆることに正確な観察力を注ぐこと
  • 絶えずその判断を元にすること
  • 進歩への創意工夫を忘れないこと

需要は、アイデアと生産手段によって作り出す。アイデアが、需要を作り出す。

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