【本要約】感情と行動の大法則
2021/9/2
行動
私たちは、「正しく行動できるかどうか」に基づいて生きてきた。
「正しく生きているかどうか」を決めるのは、自分ではなく、一般化された他者である。私たちは、一般化された他者の評価を気にして、他者からの報酬 ( 収入・評判・地位・名誉 ) が得られるように生きる他者報酬追求行動をとってきた。
その行動は、ノルアドレナリンが分泌しやすい。
- 肩こり・頭痛・不眠・胃痛・腰痛などの原因となる化学物質が、ノルアドレナリンである。
- アルコール・抗不安剤・不眠剤によって、ノルアドレナリンの分泌を抑制する。
- ドカ食い・甘いモノ・性行為など、快楽物質ドーパミンの分泌促進行動を代償とする。
学習・創意工夫・チャレンジといった自己報酬追求型行動によって、自分が楽しく生きられ、快楽物質ドーパミンが常時分泌するので幸福を得ることができる。
「楽しく自由に行動したい」と思っても、不安や恐れや失敗を気にして、挫折することもある。
欲求
生きるとは
欲求 ( 欠如 ) → 情動 → 行動 → 充足
というサイクルの繰り返し
欲求 ( 欠如 ) → 情動 → 行動 → 充足
というサイクルの繰り返し
【欲求の種類】
①身体の欲求 ( 一次的欲求 )
②個体保存欲求
③種族保存欲求
食欲・睡眠欲・性欲など、個体と種族を保存するための欲求である。
感情
【人の感情】
①プラス感情
・喜び系感情
嬉しい、楽しい、幸福、安心、感謝
②マイナス感情
・不安系感情
不安、心配、恐れ、焦り
・怒り系感情
怒り、不満、不信、恥
・悲しみ系感情
悲しい、寂しい、失望、喪失
・苦しみ系感情
苦しい、辛い、しんどい
「自分は、どんな期待・欲求を持ち、どんな気持ち・感情を持っているか自覚できない」という感情認知が困難な人がいる。社会的に周りから我慢を強いられた結果、感情認知困難度の強い人が増えた。感情認知困難度の強い人は、自分の感情が潜在意識化されやすいため、ストレスを溜まりやすい。
+
・自己防衛感情 ( このままでいたい )
・自己成長感情 ( 成長したい )
・自己成長感情 ( 成長したい )
一方で、悩んでいるときは、成長のチャンスでもある。
内省によって、無意識下にある感情を意識化し、無意識に行動を支配している感情に気付くことができれば、行動変容につながる。
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