コレからの飲食業

コレからの飲食業

202/3/21

熱海の店は、流行って並んでいる店か、流行ってガラガラの店しかない。情報化社会のもたらした影響は、コレほどまでの格差を生んだのかと。情報、評価、信用の影響力は、もはや、広告の比ではない。

やたら、行列ができている店がある。15時なのに、20人以上並んでいる。そして、若い女性が多い。

15時はカフェの時間帯である。

その店は、カフェではない。食事をする店である。

夜に、その店の前を通ったら、ガラガラだったので、行ってみた。

小綺麗で、若い女性が好きそうな内装である。

そんなのは、当たり前であろう。

メニューを見ると、なるほど、これは、映える。

インスタ映えである。

山盛りに高く積まれたカラフルで豪華な海鮮丼である、海鮮盛合せ丼がメインである。

その他の料理も、インスタを意識しているのが、よくわかる。

コレからの飲食店の典型であろう。

もはや、飲食店は、料理の味ではないのかもしれない。否、最重要は、料理の味ではないのかもしれない。

料理の味は、どこでも、美味しいのは、当たり前の世界である。料理が美味しくない店は、評価サイトで低い点数を付けられ、土俵から降りていくしかない。

原価計算も含めてシビアに設計されている。

メインの海鮮盛合せ丼は、余った魚、賞味期限が近い魚を使うことができるので、食材を、無駄なく使うことができる。

若い女性だから、そんなにたくさん食べられないのは、当然だ。

でも、豪華に見せたい。

丼を小さくすることで、具を大量に見せたり、具を丼からはみ出させたりすることで、豪華に映る。

コストも削減できる。

そして、1番重要なのは、価格設定である。

ここは、熱海である、観光地である。
観光地で、人は、財布の紐が緩むのを熟知している。

メインの盛合せ海鮮丼は、3,000円弱である。

日常で、ランチに3,000円弱は出せない。

でも、ここは、非日常の旅行の最中である。

だから、その強気設定の価格でも、問題ない。

熱海に来る目的は、温泉である。でも、温泉は、インスタにアップできない。だから、インスタにアップできる飲食店である。インスタ映えする料理である。

味や価格よりも、インスタ映えである。

新しい世界の到来を感じた。

湯浅は、ここで、具沢山のペスカトーレを、食べたが、予想以上に、美味しかった。「若い女性向けだからなー」と侮っていたけど、美味しかった。「美味しくて、インスタ映えするから、価格が高くてもいいのか」と納得した。

この店の株が買えるのなら、買いたいとおもうくらいには、儲かりそうな店だった。実際に儲かっているんだろう。

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