神の意義
2021/10/2
神という存在を意識することで、人間のままでは得ずらい客観的視点を手に入れる。
モノゴトは、すべて、相対的なモノであり、絶対的なモノなどは、存在しないが、私たち人間は、自分の主観を絶対的なモノと考えてしまいがちだ。そもそも、すべての人間は、客観的視点で捉えることができず、すべて主観的視点でしか捉えることができない。
そこで、神という絶対的な存在を誕生させることで、神という視点を定義する。神という自分とは離れた存在からの視点を間接的に生み出すことで、客観的視点でモノゴトを捉えることを可能にする。
神とは主観的視点でしか捉えられない人間に対して、客観的視点を与える存在である。
人間は社会の中で生きる生き物だから、他人と関わらずには生きていけない。そのときに必要なのは、客観的視点であり、他人の目線でモノゴトを捉えることである。
人間関係をうまくやるために、神という存在によって、神の視点を定義したのが、宗教である。
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