【本要約】幸福の資本論1 〜 幸福を設計
2021/6/9
日本最強
今の時代の日本に生まれたことが、奇跡であり、最大の幸運である。
海外に出てみると、「下を見ればキリがないが、上を見るとすぐそこに天井がある」という現実がある。
国連の幸福度ランキングの上位は、北欧である。
北欧は、自由で暮らしやすいかもしれない。しかし、移民問題で国論が2分しており、物心付いてから死ぬまで、自己責任と自己決定で生きていくことを強いられる社会である。
これが、「上を見るとすぐそこに天井がある」という意味である。
進化
人は、誰でも、幸福の条件にアクセスできるようになった。
一方で、人は、事故・犯罪・戦争・天変地異などのネガティヴな出来事に惹きつけられる。人は、狩猟採集時代の名残りで、遺伝的なネガティヴバイアスを持っている。
- 人をデザインしたのものは長い間、神と呼ばれてきた。
- 今ではその神の名が、進化であることがわかっている。
生命誕生以来の長い進化の歴史は、人の身体だけでなく、心も作ってきた。喜怒哀楽も、全て進化のプログラムとして理解が可能である。
そして、そのプログラム=遺伝子の目的は、宿主である人を幸福にするためではない。ただ、ひたすらに、自らの複製を増殖させることである。
遺伝子に組み込まれたプログラムは強力だが、人は環境に合わせて素早く変化する能力はない。
幸福を設計
進化の過程から、遺伝で、幸福は享受できない。
- 金融資産
- 人的資本
- 社会資本
3つの資本=資産のポートフォリオから、幸福に生きるための土台を設計する必要がある。
昔は、幸福は神の専売特許だった。進化論以降の私達は、神に頼ることはできない。幸福は、主観的なものだからこそ、自分の幸福については、自分で考え設計するしかない。
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