【本要約】ハイパワーマーケティング

【本要約】ハイパワーマーケティング

2021/6/8

ビジネス

「ハイパワーマーケティング」マーケターのバイブル本

多種多様な人種が生活する米国の歴史から生まれた合理的メソッドと、深い東洋思想の理解によって、体系化された本質がある。

ビジネスとは?

ビジネス = 顧客の問題解決

ビジネスを大きくする方法3つ

  • クライアントの数を増やす
    クライアントの数を計算する。
  • クライアント1人当たりの平均販売額を増やす
    クライアントの1回の取引、1回の販売で使う金額の平均値を出す。
  • クライアントが購入する頻度を増やす
    クライアントが1年に何回買うか計算する。
仕事 = 自分という無形のサービスを売ること
そして、そのサービスの商品は、問題に対する解決案である。

成功する人は、相手に対して、効果的なアプローチをする。そのアプローチ方法は、他人と全く異なる。

ビジネスのはじめの一歩

ビジネスの最初のステップ

  • 自分の弱みと強みを知ること
  • それが競合とどう関係するのか知ること

最初にすべきことは、現時点の認識である。
その上で、ゴールまで行くために何に集中すべきか判断する。

自分の持っているものを最大限に活かし、掛け合わせる。
そうすることで、複数の収入源を得られる。

自分の信念を持ち、そのリスクを負う。

  • 自分自身に対する信念
  • 自分の商品・サービスに対する信念

クライアントや、雇用主と良好な関係を作る。

USP

自分の業界で満たされていないニーズを見極める。
ポイントは、最も不足しているニッチ・ニーズ・ギャップに注目する。
そして、自分にしかない特長的な強みやメリットをクライアントに提供する。

USP ( Unique Selling Proposition ) … ビジネスの独自のアイデア

  • 会社全体を導いていくビジョンである。
  • 本質まで突き詰める。
  • 具体的にわかりやすく、表現する。
  • 相手に説得力を持つように、表現する。
  • ビジネス関係者全員が、1分で明確に効果的に表現できなければならない。
  • ビジネスの中核として存在し、その周りに成功や名声や富を築く。

マーケティングやビジネスの場を通じてUSPを、はっきり伝えれば、成功は必然である。

テスト

時間・チャンス・努力・投資を最大限に活かす方法を知らなければ、最大の成果や収益を得ることはできない。

ビジネスにおける実行可能な全てのアプローチを総合評価する。

自分の可能性を発揮できていなかったり、成功に向けて取るべき行動やアプローチが間違っているから、成果を得られていないのだ。

全てをテストする。

クライアント

見込み客

  • 見込み客かもしれない人
    いつか、将来に、自分の商品・サービスを購入する能力を、持つようになるかもしれない人
  • 見込み客
    今、まさに、自分の商品・サービスを購入する能力を備えていて、必要としている人

高い費用対効果・収益性を実現するために、質の高い見込み客をターゲットとする。そのターゲットに自分の時間とお金を集中させる。時間・お金・労力を使うのは、自分のクライアントになってもらうためである。

顧客とクライアント

顧客?クライアント?

  • 顧客とは、商品やサービスを購入する人
  • クライアントとは、解決案を求めている人

ドリルを、買いに来た人が欲しいのは、ドリルじゃなくて、穴である。

  • ドリルを売るのは、顧客として扱っている。
  • 顧客の問題を聞き、解決案を提示するのは、クライアントとして扱っている。
    顧客とより良い関係を築き、顧客に問題解決案を教える。顧客が、問題が発生した時に、自分に教えを請うようになると、顧客からクライアントになる。

ビジネスは、顧客ではなく、クライアントを何人抱えているかである。

顧客は、売り場にいる時、全ての選択肢を知りたい。全ての選択肢を知らなければ、自分に最適かどうかの判断ができない。クライアントは、自分の問題を解決するための最適な商品を教えて欲しい。

クライアントとの関係
・「常にイエスという方が簡単」という状況を用意する。
・意思決定するときに生じる「経済的・心理的・感情的なリスク要因」を除外する。

卓越論

卓越論
クライアントのニーズを自分のニーズよりも常に優先させること。
自分の売りたいものを売るのではなく、相手の問題を解決することを主軸に置く。

卓越論をマスターすれば、成功は必然である。

卓越論をマスターすることは、人を理解することである。

多くの人や会社

  • クライアント望んでいる結果を理解することに時間をかけない。
  • 1度限りの売上のために全力で行動している。

成功を収めるビジネスは、素晴らしアイデアや商品だけで、はじまるものではない。
「誰かの問題に対する解決策を提供したい」という気持ちから、はじまる。

自分の商品
自分が販売しているのは、商品という品物ではなく、問題に対す解決案なのだ。

ブレイクスルー

ブレイクスルー
何かをするための方法のうち、慣習に捉われない斬新で優れた方法のこと
自ら、ブレイクスルーを生み出すことで、ビジネスや人生における最大の成功と繁栄を獲得できる。

ブレイクスルーとは

大きな成功を収めるためには、がむしゃらにやるのではなく、頭脳を使う。
頭脳を使うことを知っている人は多いが、実際に、頭脳を使って行動できる人は少ない。

成功へと一歩ずつ近付いていくのは、安全で、論理的であるかもしれない。
しかし、一気に駆け上がったり、飛躍することも可能である。
自分の業界の人たちの慣習、ルールに縛られなければ、可能だ。

ブレイクスルーは、何かをする際の非常に斬新な方法である。斬新というのは、自分の業界にとって斬新なのであって、必ずしも世界では初めてという意味ではない。

  • 古いモノを新たに組み合わせて使う
  • 他の業界のビジネスモデルを転用する

ブレイクスルーの効果

  • マーケティングの効果は、労力は半分以下で、成果は2〜3倍となる。
  • 商品はコモディティ商品から、大きな価値のある独自の商品へと変化する。
  • ビジネスというゲームのルールを全て作り替え、ゲーム全体を変えることができる。

ブレイクスルーのマインド

私達の身の回りでは、物事の起こるスピードが速いため、日常的にブレイクスルーを取り入れた考え方をしていく必要がある。

ブレイクスルーを起こす人

  • 常にチャンスに焦点を合わせたチャンス志向のマインドを持つ。
  • 他の人達が、問題・障害・限界・境界線だと思っているところに、チャンスを見出す。
  • 自分のビジネスや、生活の活動範囲からできるだけ遠く離れた視点から、アイデア・人・手順・哲学を考察する。
  • 自分のビジネスの外側にある世界・物事に目を向ける。
  • 超論理的に開かれた心で物事を見て、見たことを結果に起こす。
  • 新しい方法を常に探し、ビジネス全体を向上させるように仕組み化する。

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