2000年の歴史と現代の不倫
2020/12/12
『モーセの十戒』それは、西洋宗教の源である。ユダヤ教も、キリスト教も、イスラム教も、『モーセの十戒』に逆らうことはない。聖書の起源であるからだ。
『モーセの十戒』で気になることがあった。
女の不倫は、死刑に値する。
男の不倫は、スルー。
2000年以上前の教え。うーん、常識?
湯浅は、不倫を肯定はしない。できるだけ不倫しないで生きた方がいいのは、事実だ。一方で、不倫は、本能でもあるから、難易だ。
でも、今でも、国を超えて、世界中の多くの人が信仰する聖書という、ルールブックには、「女の不倫はダメだけど、男の不倫はやむなし」って書いてある。
この問題において、思考しよう。
「女の不倫は、授かった子どもが誰の子どもかわからなくなるから、許されない」と仮定する。
確かに、家族のリーダーである男は、妻と子どもを幸せにするために、命を懸けて、尽力する。その子どもが、他人の子どもでは、家族の定義自体が損なわれる。それは、人類の繁栄に支障をきたす。だから、禁じられる。
「男の不倫は、授かった子どもが自分の子どもであるから、許されない」と仮定する。
※不倫相手の女性が性に奔放でないという前提
男の不倫について思考する。
- 不倫をする男
- 不倫しない男
- 不倫できない男
「不倫をする男」と、「不倫しない男」は近い
「不倫できない男」は別枠である。
不倫する男
モラルが低く、利己的であるが、自身が魅力的であるから、不倫できる。
不倫しない男
モラルが高く、社会性を重んじる、マジメである、リスクヘッジするから、不倫しない。
不倫できない男
お金も度胸も何もない、そもそもモテない。
不倫する男は、自身の家族を養うことは前提に、その他の女性にも、幸福を与える存在である。
※女性と誠実に向き合っている場合
多くのエネルギーを持つ男が、そのエネルギーを拡散しているだけである。
その中で、「子どもを授かったら、自分の持つエネルギー(金銭)で、なんとかすればよくない?」っていう話だけなのである。
「男の不倫は、授かった子どもが自分の子どもであるから、許されない」という仮定は、覆された。その女と子どもに金銭的な援助ができるのならば、問題ない。男の場合は、稼ぐ力があれば、家庭を複数持つことは、倫理的でないし、法律の範疇でもないが、物理的には可能である。
まとめると、婚姻関係って、世間のルールだから、それに縛られる必要もなくて、誰と子どもを作るかは、自由だ。ただ、一つだけ必要なのは、「子どもをキチンと育てられる環境を用意できるか」ということである、多くの場合、それは、金銭に収束する。
だから、現代においては、女に稼ぐ力があれば、不倫も了承される世界だ。ただし、女性が不倫で、妊娠した場合は、婚姻生活は破綻し、自分一人で育てなければならないという前提があるが。
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