『伝え方が9割』の要約
2020/10/13
頼みかた
人に、モノを頼むとき、お願い事をするときの伝え方
「いつもありがとう、山田さん、お願いがあるだけど、~」
「ありがとう」と言う感謝する言葉に、人は否定しにくいし、自分を認めてくれる人のことをサポートしたい。
「山田さん」と自分の名前を言われると人は応えたくなるのは、名前を呼ばれて身近に感じるし、身近な人のことは断りにくいからである。
イエスと言ってもらう
「驚く程うまいパスタがあるんだけど、一緒に行かない?」
相手のイエスを引き出したいときは、相手のメリットと一致するお願いを作る。(自分が相手とデートをしたいという目的は言わない。)
「驚くほど旨いパスタと、釜焼きピザは、どちらの店がいい?」
人は、決断する時にエネルギーを使う。
だから、イエスやノーの決断が得意ではない。
人は、二つの選択肢があるときの比較が得意である。比較は決断ではないが、決断したかのように錯覚するのである。
そして、ここで、意図的に、「そもそも、行かない」という発想を外しておくことが重要だ。(自分の目的である、デートに行くのは、前提として)相手のメリットとなる選択肢を作るのである。
頼みかたのコツ
「前回の資料が、会議で、評判がよかったんだよ。鈴木社長は、山田さんの考察を大絶賛してたんだよ。資料、お願いできる?」
人は承認欲求があるので、その欲求をくすぐるって、褒めてお願いする。そして、具体的な人物、しかも権威のある人物をあげると、より効果的である。そして、そのキーポイントが、あなたにしかできないという、あなた限定になると、その効果は抜群である。
かんたんに使える文章の書きかた
サプライズ法
(文末に)!
びっくり、~
そうだ、~
ほら、~
実は、~
凄い、~
信じられない、~
あ、~
【読了後感想】情報過多の時代
現代は、情報過多の時代である。そして、その情報量は、人が処理できる量を超えてしまっている。自分で情報を処理できない、かと言って、メディアの情報が正しいわけではないことに気付いている人が一部いる。その人たちは、今、自分の代わりに、過多な情報を処理してくれる人を求めている。
現代は、個人総発信時代であるから、かんたんに、人の情報を得ることができる。アウトプットや考え方、生き方に共感した人の意見に同調するようになる。情報過多の時代に求められているのは、そういった共感を得ることができる人である。
そして、我々は、その共感を長年に渡って、時代や、国を越えて、世界一集めた人を知っている、イエスキリストである。宗教家のような存在が、今、求められているのかもしれない。
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