お金の使い方
2021/3/22
- 旅とは、非日常である。
- 非日常こそ旅である。
並んでまで行った寿司屋が、想像以上だった。
寿司力は、それほどでもないが、ネタ力が異常である。鮮度が良過ぎて、ネタがトロける。
「えっと、マジで?」
湯浅が知る最高の寿司屋は、仕事屋である。江戸前の寿司屋で、仕事が美味しい寿司屋である。ネタは寝かせるスタンスである。
そこに、圧倒的鮮度で、トロける寿司が登場した。
「何?トロける寿司って?」
エンガワってこんなに美味しくて、110円?
いや、有り得ない。
えっコレって、ブリだったの?トロけ過ぎて、ビントロだと思った。もはや、ネタすらよくわからない、トロけ過ぎて。
そんなトロける寿司は、熱海に泊まった翌日になっても、頭から離れない。
翌日のランチで再訪する。
昨日のミスは、セット注文であるから、今日は、単品注文である。アラカルトで、好きなモノを頼む。それでも、一品一品が安いから、昨日と、1,000円くらいしか変わらない。
何という満足度であろうか?
- 美味しいモノが安い店では、安いモノを頼むのではなく、高いモノを頼む。
- 美味しいモノが高い店では、高いモノを頼むのではなく、安いモノを頼む。
僕らは、日々、少しずつ奪われて生きている。喪失の最中が、現実である。
だから、喪失の対価は、注意を払わなければならない。
お金を上手に使うのは、とても、難しい。
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