【本要約】ニートの歩き方

【本要約】ニートの歩き方

2021/10/4

人生で一番大切なこと

情報や知識というのは武器だ。どんなに高性能のマシンを持っていても、使い方を知らないと何の役にも立たない。何かを知るだけで自分の周りの世界が変わることがある。

人間は、本来、仕事をしなくても、あんまりお金がなくても、いくらでも楽しいことを創造できる。様々な技術が発達して、価値観が多様化した社会で、型にハマった生き方に縛られる必要はない。世間体とか、常識を気にせず、本当の自分の欲求に従う。人生は有限だから、すべてを選ぶことはできない。

自分に本当に大切なこと以外は諦めることが大事だ。

自分に必要なこと以外のいろんなことを諦めると、人生はイージーモードだ。

ニートにもサラリーマンにも社畜にも向き不向きがある、適材適所である。

現在の日本の生き辛さは、日本経済が成長途中に作られたルールや価値観が生き残っているからである。会社が社会の中心であった「一億総中流」時代の名残りである。

仕事のために人生があるのではなく、人生のために仕事がある。仕事をがんばりすぎて起こる過労死なんてあり得ない。

死なないこと以上に大事なことは人生にない。

人生なんて、天気のいい日にブラブラ散歩して、美味しいご飯を食べて、ゆっくり風呂に浸かれば、それで幸せじゃないか?

会社に属していると強迫観念に縛られる。
ちゃんと働かなければならない。
まじめに生きなければならない。
他人に迷惑をかけてはいけない。

日本人は、周りにどう見られるかを気にして、自分を犠牲にしすぎである。

もっと適当で、いい加減でいい、ダラダラしていい。

世間体とかいう誰の評価か、わからないモノを気にするのはやめて、常識とかいう誰が作ったわからないルールに縛られるのはやめて、自分の価値観の合う人たちと共に、ゆるく生きていけばいい。

10年後、20年後の社会がどうなっているのかなんて、誰にもわからない。必要に迫られてから、考えればいい。

人は、いつどこで死ぬかもわからないし、いつかは、絶対100%死ぬ。

生き方なんて、20年、30年くらいで変わってしまうモノだ。今の世間の常識は、現在社会の中心にいる、上の世代の人が、若者の頃にできあがった一時的なモノに過ぎない。

古い生き方や古い常識に囚われる必要はない。

国や会社などの大きな組織の常識を信じていれば何とかなる時代は終わった。

ニート生活と会社生活

創作は消費ほどお金がかからないし、作ったモノがお金に変わることもある。

紙とペンさえあれば、パソコンさえあれば、楽器さえあれば、図書館さえあれば、何時間も退屈しないというタイプの人が、よく訓練された年季の入った無職には多い。

教養とは学歴のことではなく、1人で時間を過ごせる技術のことである
中島らも

仕事で疲れてマッサージに行き、仕事でストレスが溜まって衝動買いをして、仕事でイライラしてドカ食いをして、お金を稼ぐために仕事をしているはずなのに、仕事のせいで消費が増えていて、本末転倒である。

会社に自分の時間を売ってお金を得て、その得たお金で、時間を買い戻しているだけだ。

その結果は、自分の体をイタズラにいじめているだけだ。

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