脳の画像処理力 or 脳の情報処理力
2021/8/25
トイレ
- 毎日歩いている道に、公園があることを目にしている。公園にあるトイレも目に入っている。
→ 存在を画像として認識している状態だ。 - 毎日歩いている道に、コンビニがある。たまにコンビニで何か買ったりする。コンビニのトイレも使ったことがある。
→ 存在を情報として認識している状態だ。
あるとき、急にトイレに行きたくなった。
近くに「公園がありトイレもある」という存在は認識している。
急にトイレに行きたくなったときには、脳は情報を検索する。
画像を検索したりしない。そんな余裕はないし、非効率である。
公園にあるトイレという情報はないので、脳で検索しても出てこない。
検索しても、もっと先にあるコンビニしか、出てこない。
そして、漏らして、失敗して気付く。
そう言えば、公園あったじゃん、トイレあったじゃんと。
画像と情報
私たちは、日々いろんなモノを見ている。
- それは、ただの画像であって、情報ではない。
- 情報ではないと、脳が検索したときに、取り出せない。
- 画像を情報に変換することが必要になる。
どうやって、画像を情報に変換するか?
その画像の存在を体験することで、情報として認識することができる。
例えば、その公園のトイレに行ったことが一度でもあれば、画像が情報に変換して処理される。だから、脳が検索したときにヒットする。その公園のトイレに行くことができる。
ハンバーガー
例えば、テレビでハンバーガーの特集を見て「食べたいな」と思ったとする。すると、いつもの道を歩いているときや、よく通る道を歩いているときに、「こんなところにハンバーガー屋さんがあったんだ」と気付く。
普段は意識してないから、画像として処理しているから気付かない。しかし、一度、「ハンバーガーが食べたい」という風に、脳で処理された。街を歩いている時に、脳は、画像認識して、情報に変換して、意識に伝える。『ここにハンバーガー屋あるよ』と。その脳の機能は、無意識化で行われる。
ハンバーガーを食べると、私たちは「ハンバーガーが食べたい」という目的を達成する。脳の無意識下の機能は停止する。もしくは、ハンバーガー以外の何か新しい食べ物を見つけて、入れ替わったりする。その興味の対象は、食事以外かもしれない。そして、同じように、街を歩いていると、その興味の対象を目にする。
カラーバス効果・確証バイアスという人間の性質である。
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