【映画感想】7人の侍by黒澤明

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【映画感想】7人の侍by黒澤明

2021/1/11

人は、名誉もなく、金もなく、ただ、誰かを助けるために、働くことができた時代もあった。否、働くどころか、命をかけた時代もあった。

そして、白米がとても貴重で、白米は高級品で、稗という食べ物で、生きていた時代もあった。でも、その白米で、雇われて、命を賭して働いている時代もあった。

現代との格差である。ギャップである。それがおもしろいのか?否、そんなことは本質ではない。おもしろさの要素の一つではあるが。

結局は、物語構成なんだろうと。

ドラクエが、表現として1番近いかもしれない。ワンピースも近い。だけど、自分の私利私欲ではなく、誰かのためという動機が、現代にマッチしない。なるほど、だから、言語化が難しいと思った、そのきっかけかもしれない。

困っている人がいて、それを助ける人がいて、助ける人が仲間を集める。そして、困っている人を救うための仲間達が、団結して、問題解決をはかる。その問題は、簡単ではないけど、やってできないことではない。そして、困っている人や仲間が団結して、問題を解決する。

人は社会性の生き物だから、社会性を満たした時に幸福を感じるのかもしれない。

物語の最後のセリフ「また生き残ってしまったなー」という言葉は、侍の死生観が、現されている。現代とのギャップも、生への思考も、生への興味も。そして、何よりも、生に対しての価値観、感覚が、それが物語全体を通しての、一貫性である。

「正しく生きることはもちろん、難しいけど、正しく生きることは楽しい。」ということかもしれない。

その正しいという感覚が、あまりに現代とかけ離れていることが、言語化の妨げになっていたのだろう。

「何がわからないのか、わからない」というように、「何がおもしろいのか、わからない」わからないというか、説明できない。それでも、言葉を紡いでいけば、その片鱗くらいは見える。

言葉は、頭の中を言語化するためのツールだ。言語化することで、自分の頭の中が、整理され、可視化される。

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