知識格差
2021/6/28
日本語が読めない
久しぶりに日本語が読めない人と接した。
今の時代に、日本人で日本語が読めない人なんて、居ないと思う。
湯浅もそう思っていた。
その存在に気付くまでは。
日本語の字面が読めても、日本語を読んで理解できるとは限らないのだ。
・日本人の30%以上が小学校3~4年生の数的思考力しかない。
・パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は10%以下しかいない。
・65歳以下の日本の労働人口のうち30%がそもそもパソコンが使えない。
これらは、科学的な裏付けがある真実である。
橘玲著)『もっと言ってはいけない』より

日本語で書いてある、簡単なことができない人がいる。それは、その人の考えがあって、敢えてやらない人もいるのは、承知の上で。「できないのか?」「敢えてやらないのか?」正確な判断は付かない。
認知できない世界
日本人だからって、日本語が読めて、日本語で書いてある簡単なことができるというのは、思い込みなのだ。
人は、自分の周りの環境にしか触れることができない。だから、その世界が、「当たり前だ」とか、「常識だ」とか、そう言った表現を使う。
自分の周り以外にも世界は広がっている。
世界は機能している。
ただ、それに気付かないだけだ。
知のアクセス権
インターネットで、ワクチンの予約・変更ができない人がいて、それを助けるボランティアがいると聞いた。
インターネットに接続できない人がいるのだ。インターネットの使い方がわからない人がいるのだ。インターネットという、私たちの日常に、アクセスできない人たちがいる。ニュースになって、ボランティアが必要なほどに。
自分の見える景色は、「世界のほんの一部でしかない」ということを認識しておく。
アクセス権は、誰にでも与えられているというのは、間違いだ。
知へのアクセス権は、その知がないと気付けない。
YouTube
YouTubeは、娯楽ではない。学習ツールだ。
その知がないと、辿り着けない。
YouTuberの中には、本を要約してくれている人がいる。これで、歩きながら、知識を獲得できる。そして、自分に必要な本をかんたんに選別できる。
YouTuberの中には、簿記の資格取得に必要な授業をしてくれている人がいる。湯浅は、YouTubeと、本で、簿記2級まで取得した。
YouTubeは、無料の学習ツールなのだ。
YouTubeを娯楽と思っている人には、辿り着かない知である。
勉強したい、学びたいと思ったら、まずは、YouTubeなのだ。そこには、無料で良質なコンテンツがある。
全てが無料へと
任天堂がプログラミング用のゲーム「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」を発売した。プログラミングの時代は来ている。
ただ、YouTubeで、プログラミングの勉強をしようという所までは、まだだ。
少し、早過ぎたようだ。
諦めること、辞めること。
新しい何かを手に入れるためには、まずは、手放さなきゃならない。
コメント