【タルムード】『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』要約

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

2021/7/23

ユダヤ的思考

日本人の多面的とは、同じモノを違う角度で見ることにすぎない。
見る自分の角度が変わるだけで、主観的であることに変わりはない。

ユダヤ人の2方向とは「自分が見る対象が、逆に自分を見るとしたら、どう見えるか?」である。

客観的である。

りんごが落ちるのはなぜか?
地上に自分を置いたニュートン的発想
りんごが空に吸い上げられないのはなぜか?
地球と空を手のひらに置いたユダヤ的発想

大不況の予兆を感じ取り、大好況のときにリスクを避け、慎重に行動する。ユダヤ式リスク管理であり、お金儲けの鉄則である。

  • モノゴトにはすべてリスクがあり、想定外はない。
  • どんな災害や危機も「人生に起こりうること」と受け止める。

ユダヤ人でビジネスの成功者が多いのは、ビジネスの基盤となるリスクの概念を様々な視点から捉える訓練を積んでいるからだ。

ユダヤでは、幸福とは、幸福感のことであり、主観であり、個人の心の問題である。
「人を悩ませ落ち込ませる不幸感をどうすれば幸福感に変えられるか?」である。

1.人をほめる

他人に認められほめられることほど、人に幸福感を与えることはない。自分から人をほめることで、人に幸福感を与えることができる。ユダヤでは、「人に幸福感を与えることは、自分にも幸福感をもたらすことだ」と考える。

2.話すよりも聞く

人間に耳が2つあって口が1つしかないのは「よく聞くことが幸福をもたらす」と考えられている。
人の話しを聞く。

【傾聴3か条】
・存在を認める
・心を開く
・尊重する

3.善いことを毎日の習慣とする

4.週に1日社会と断絶する日を持つ

自分自身をあらゆる締めつけから解放する。呼吸も吸うだけだと生きられない。吸って吐くからこそ呼吸ができる。どこかでゆっくり息を吐く必要がある。

5.「自分がなぜ生まれてきたか?」を考える

自分が死んだあと、残された人々が自分に対して「どう言って欲しいか?」を考えることである。「この世での自分の役割とは何なのか?」を問い続けることである。

6.不幸や不運にも、あきらめずに、希望の灯りを探す

金の本質

金は人生における扉を開ける「大切な鍵」
  • 明日やる仕事を今日やり、今日買うモノを明日にすれば、金は貯まる。
  • 倹約・節約・勤勉を行えば、金は貯まる。

ユダヤ人は、タルムードを学ぶことによって、世界中の誰よりも人間の本質を知り尽くしている。

人間の本質を知り尽くした人に金が寄ってくるのは当然である。
金は人間が作り出したモノだからだ。

金の大切さと同時に、金の魔力についても考える。金を追求しすぎると、適正さ・正直さを忘れてしまう。金や物など、数えられるモノに幸せは宿らない。

金が儲かっても貧者の如く振る舞わないと危険である。財産を見せびらかすと身を滅ぼす。裕福な暮らしをしていても、いつか人生ご破産になる時期が来る。

商売で大切なことは、金そのものではなく、正直な生き方を貫くことだ。正直な生き方はお金に宿る。

金融投資

善いことの次には必ず悪いことが起こる。抜け出せるのは、準備した人だけである。

ユダヤ人は、辛いことを人より早く察知する方法を色々と教えられる。辛いことが起こったときに「それから抜け出す方法を考えなさい」と教えられる。「苦あれば楽あり」として、今の苦を我慢するのではなく、楽に変えていくには、努力しなければならない。

リスクコントロールとは、リスクと成果が均衡する点を探すこと。

ユダヤ人は、徹底的にリサーチして、最小リスク最小成果を選ぶ。1回のチャレンジではわずかな成果でいいので、リスクが少ない方がいいと考える。少しの成果を得られれば、再チャレンジの機会が必ず巡ってくる。そう考えて、欲張らずに次のチャンスを待つ。大きな成果には大きなリスクが伴う。

過剰な用心は、良い結果を生まない。心配ではなく、適正判断をせよ。

プロの投資家は、分散投資を徹底し、その上で損切りルールを予め決めておく。撤退のルールは事前に考えておくことが必須である。分散・損切りは鉄則である。

成功

成功の前提

ノーペイン・ノーゲイン

  • 失ったモノの大きさに成功は比例する。
  • 先に失わなければ、何も得られない。何も失わず、成功することはできない。自己犠牲なくして成功は得られない。
  • 捨てる痛みが先なのだ。まず、大切なモノを捨てる。得るために捨てるのではない。捨てなければ道が開けないのだ。

すべてを捨てる覚悟が道を拓く。

From Dust to Dust
人は、Dust ( 塵 ) から生まれてきた。
生まれてきてから得たものに執着するな。
いずれ人はDust ( 塵 ) に戻っていくのだから。
がんばって生きることも大切だが、どうにもならないときには、命以外の持っているモノすべてを捨てる覚悟を決める。

成功の武器

口こそ最大の武器である。

ユダヤでは、目に見えない神の存在まて、疑っていいとされている。疑問を持つことは、叡智の源泉になる。

ユダヤ人はとことん質問する。質問によって心理が見えてくる。医者でも質問攻めである。神という最高権威すら疑うユダヤ人に肩書きなどの権威は通用しない。

「なぜ?」という疑問を持つ。
「なぜ?」を忘れると、思考停止になる。
世界各地の言葉がバラバラなのはなぜか?
同じ言葉を使って同じように考えると「なぜ?」という疑問が起こらなくなってしまい思考停止になり人類が進化がしなくなってしまう。

世の中が間違った方向へ進んで行くのは、大勢の人が、思考停止しているときだ。権力者は、民衆の思考を停止させるべく扇動する。思考停止した民衆は、気づいたときには、もう後戻りできないところまで行ってしまうのだ。

成功への視点

何かの事象が起こったときは、その事象の意味が分からないことも多い。そのときは「神がこのことを考えたら、どのような判断を下すのだろうか?」と考える。

神の考えを人間が理解するのは無理なことだ。神とは人間の理解を越えた存在だ。

しかし、その存在を問い続けることで「神はこう考えて、自分に試練を課したのかもしれない」「この事象には、違う答えがあるかもしれない」と別の角度からの視点を持つことができる。神という人智を超えた存在の視点から考える。神とは別の次元のことだ。

人間の感情から離れて、神という別の次元から客観的にモノゴトを捉える。

ノアの方舟は、すべてカップルでしか乗船できなかった。善と悪、苦と楽、薬と毒、福と禍、富と貧が手をつないで存在する。2つが別々に存在するのではない。矛盾する2つが常に一緒にいる。

幸福と不幸は、常にセットになっており、それが形を変えて、人の人生に降り注いでくる。現在の不幸は、未来の幸福の元である。モノゴトにはいろんな視点がある。ピンチがチャンスの兆しである。

人間の不幸や不運が偏在する理由は、もっと悪い事態を防いでくれているのが今の不幸な事態だと、前向きに捉える。不幸や災難はどうしても起こり得るモノだから「避ける」という発想ではなく「叡智を尽くして乗り越えていこう」と考える。

行動が変わると、心が変わり、自分が変わり、さらに行動が変わっていくという好循環が生まれる。

成功への道

欲張らずに、すぐ叶えられることから、着実に実践していくという教訓がある。その教訓を繰り返すことで、いつのまにか大きなことを成し遂げることができる。

他人にバカにされても、着実に手に入る日々の糧が一番大切である。人が嫌がる仕事を率先して引き受ければ、着実な儲けにつながる。

同じ目的地に行く道が2つあったら、決して近道をしようとしてはいけない。時間がかかっても、安全な大きな道を行く。

頭の中に怒りが込み上げてきても、その場で爆発させず、一晩待つ。翌朝の考えが正しい道に導く。熟慮と慎重さで、迷ったときの解決策を見つけるコトができる。

多くの失敗から学ぶ。悪いときの経験が成功に導く。苦難や失敗を前提にして「なぜ間違えたのか?」に大きな関心を注ぐ。間違えた道を分析すれば正しい道が見つかるからである。

成功した人の話しよりも失敗した人の話の方が役に立つ。

最も良い教師とは、最も多くの失敗談を語れる教師である。

世界で1番初めに義務教育を行なったのはユダヤ人である。
ユダヤでは、教育とは「教えることを実践させる」ことだ。

人間は学ぶことによって、本能だけに支配される動物ではなく、理性で行動できる人間になる。

ビジネス

「明日に種を蒔け、夕べにも手を休めずに種を蒔け」どちらの種の芽が出るか分からないのだから。種は撒かなければ実らない。

質問力

欧米の企業は「聞かれなかったことは開示する必要はない」という姿勢を取る。少しでも曖昧な点・疑問に思う点・説明不足だと思う点について、質問しなければ、相手に有利に交渉が進む。
その場で反論しないと相手に同意したものと見なされる。沈黙は相手に従い、主導権を渡すというサインである。

日本では騙す方が悪い。ユダヤでは騙される方が悪い。騙されないためには、質問する以外にない。ユダヤ人は、リスクを徹底的に回避するために、しつこく質問を繰り返し相手が付け入る隙を与えない。

交渉

チャンスがあれば、決して諦めずに、相手が神でも立ち向かっていく。神自身が、諦めることを許さないと聖書で教えている。

どんな権力者に対しても、正々堂々と自分の考えで挑む。正々堂々と自己主張するには、相手を論破できる論拠・仕組みを持っていなければならない。

相手が誰でも諦めずに、粘り強く交渉する。人間諦めたら終わりである。ユダヤの特性として、漸進主義がある。少しずつしか進まないが決して歩みを止めない。

まず少しの成果で満足する。そして、時間をおいて、相手の反応を見ながら、また少しの成果を得る。「少しの成果を積み重ねる」という現実的で有効な交渉テクニックである。

交渉ごとの議論は「勝つか負けるか」も重要だが「長く付き合える信頼のおける相手かどうか」を見定めるモノサシでもある。

交渉ごとにおいては、何にでもまずNOと言う。NOからYESには変更できるが、YESからNOに変更したら相手が怒る。そして、NOというときには、必ずしもBecauseを説明する。断る以上は相手を納得させる理由を言う。そして、YESと言ったなら、必ず、すぐに実行せよ。

金儲け

人とお金を動かす仕組みを作る。

プラットホーム作りは人の心理を読んで動く。人が動かざるをえない仕組みを考え出し、継続的にお金を稼ぎ出す。

商売の消耗戦を回避する。商売の根源のルールや物資や道具やノウハウを抑える。そして、独自の仕組みを作り、競争に巻き込まれない環境を作り、ノウハウをブラックボックス化する。これがプラットホーム作りである。

人の心理や行動を観察して「どうしたらその効率が上がるか?」を考えてみる。

  • サービスを無料にして、顧客を集めて、集まった顧客の情報を用いて、広告で稼ぐ。
  • コンテンツは、顧客が作る。
なんでも疑問を持ち、考え続けることが、ビジネス成功の大原則である。

ビジネスの世界では、物事がうまくいっている時にこそ、悪化することを前提に対策を立て、実行していく。ビジネスがうまくいっているときは、人は自分の能力を過信してしまうが、好調なのは、時代の巡り合わせであり、本人の力は、大して寄与していない。

事業が好調のときに、方向転換したり、苦境のときの準備をはじめる。時代の波を読んで、適切な対応をとる。

幸福

ユダヤでは、幸福と幸福感は異なる。幸福も別の角度から見れば不幸感に包まれることもあるし、不幸なことも別の角度から見れば満たされることもある。持てないことを不満におもい、モノを欲しがる人は、今、ある幸せに気付けない。

【生きる5つの心構え】

  • 正直
    嘘を付かず真っ直ぐに生きよ
  • 適正
    身の丈に合った生活をする
  • 自己規制
    毎日、勉強に励む
  • 自己抑制
    誘惑に負けないように意識する
  • 自己管理
    規則正しい生活を心がける

惜しみなく慈善を施していれば、例え不幸なことがあっても、必ず幸せは取り戻せる。

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