判断と思考は、タダじゃない
2021/5/5
判断は有限
人は、毎日、判断をして暮らしている。
朝、起きて、スマホで時計を見て、「二度寝しようか」判断する。
スマホで、「何のアプリから、開こうか」と判断する。
朝、「何を食べるか」を判断する。
会社に行くとき、「どんな服にしようか」判断する。
「傘がいるかどうか」判断する。
人は、1日の中で、判断できる回数が決まっているという。
スティーブ・ジョブスは、毎日、同じ服を着ていた。服を選ぶことで、判断できる1回を使わないようにしていた。
判断は有限であるから、大事な何かを思考して判断するために使いたい。だから、朝から、できるだけ無駄な判断しない。
スマホから、情報を得るためのアプリは削除した。ニュースアプリもTwitterも削除した。朝から、判断しなくていいように、朝だけでなく1日の中でも、判断しなくていいように、削除した。
判断が有限ならば、判断は、資産ということになる。毎日、リセットされる資産である。朝起きた時から、寝るまで減り続ける資産である。だから、重要な判断は、資産がたくさんある朝にしなければならない。朝の時間を、大切にしなければならない。
不要な思考は負債
毎日のちょっとした不快に気付いた。「なんかコレ、イラッとするな」と思った。
台所のスポンジ置きだ。毎日自炊だから、毎日スポンジで食器を洗う。毎回、食器を洗う度に、スポンジ置きが外れて、イラっとするのだ。スポンジ置きは、100均で買ったやつだ。
この毎回食器を洗う度に、「イラってしてる感情って何?」「この感情って、タダなのか?」と考えた。食器を洗う度に、1日に何回か味わう感情って、嫌な感情って、思考を消費していることに他ならない。
思考は、タダじゃない。思考を消費していることは、消費なのだから、コストだ。
嫌な感情は、その後の行動や思考に影響をもたらす。ネガティブな影響を与える。
不要な思考はコストだし、その結果の嫌な感情は、未来への悪影響となれば、毎日、無駄なコストを、払っていることになる。
まとめると、日常で使ってる、お得だと思っているものも、それが、不快な気分にさせるのであれば、それって、不要な思考や嫌な感情という費用が発生する負債だから、変えた方がいい。
自分の日常の思考が、100円以下だと思うなら、変えなくていいが。
不要な思考も、嫌な感情も、コストが発生する負債である。
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