【本要約】マンガ資本論

【本要約】マンガ資本論

2022/4/3

資本主義社会ではすべてのものが商品になる。
商品はすべて金銭に換算され、金銭を介して人々の間で交換される。

交換の原則は等価交換である。しかし、現実には、交換により、得をする人間と失う人間がいる。

  • 交換価値
    商品が交換するに値する価値を持っている。
  • 使用価値
    商品に誰かにとって必要とされているから、価値が生まれる。
    使用価値があるから、交換価値がある。
資本主義とは「 人間が金銭の奴隷になる 」ということ。
裏を返せば「 金銭さえあれば人間は主人になれる」ということ。

資本主義社会においては、労働力も商品である。商品である以上労働力にも利益がある。

労働者ではなく、労働力が商品である以上、この場合の原材料にあたるのは、人間の体力である。

体力、そして気力、1日の疲れを家に帰って癒やし、次の日また元気に働けるようになるための費 =  生活費:労働力の再生産費

労働者の利益 = 労働者の賃金 – 労働力の再生産費

労働者の利益:貯金や贅沢品を買うような余分な金銭

パンという商品は、無数の人が買う。だから、1人に買ってもらえなくとも、また、別の人に買ってもらえばいい。

労働力という商品は、資本家という特殊な客のみが買う。資本家しか買わない商品である以上、その価値は資本家が自由に決められる。

資本家は労働者の利益を得る権利がある。

剰余価値:余分の金銭である。
労働者は剰余価値を持って資本家の元に集まってきている。

労働者は、資本主義社会になって生まれた新しい人種である。
この人種は、扱い方を心得れば、極めて忠実なパートナーとなる。

労働力の再生産費が安い人間ほど、持っている剰余価値が大きい。技能を必要としない作業には、最底辺の人間を使う。

不変資本:原料や機械等の原材料費
可変資本:労働力

可変資本は、どれだけでも変化が可能である。
労働者は、金の卵である。
常に自分以上の価値を生み出し続ける。

夢を叶えるために金銭を稼ぎ、金銭のために心と体と人生を削っていく。
本当に欲しいモノは、全部金では買えないモノのはずだ。
自由、平等、愛。

「 奴隷制 」「 封建制 」「 資本主義 」
その時代ごとに呼び名は変わっても、中身は変わっていない。
支配者は支配者のまま、奴隷は奴隷のままである。

この世で価値あるモノ、そこにはすべて人間の労働が詰まっている。
モノの価値とは、人間の労働そのものである。

W – G – W
Worth価値 – Gold価値 – Worth価値

モノにはそもそも価値はない。
金銭になって初めて価値を得る。
そして、一度、価格が付いた価値は、他の価値と交換できる。

人間には本来何の価値もない。だが、労働と引き換えに金銭を得られることで、初めて、人は、労働者という価値ある生き物に生まれ変わる。

資本論の要約~実は、この世の中は、資本主義は、残酷な世界だった
社会は商品で成り立っていて、商品には使用価値と交換価値がある。他人にとって使用価値があるものが商品である。商品は、人の労働が内在しているので、商品の価値は、人の労働の量によって決まり、労働の量とは、労働時間である。すべての商品を一定の比率でイコールで繋げる商品が、貨幣である。

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