2021/7/4

経済的価値以外
私たち人間は、どうやって、経済的価値以外の評価基準を探せばいいのだろうか?
「人類繁栄のために、子どもをたくさん作った方がいい」とすると、子どもの数が、1つの評価基準になるだろう。
「人類繁栄のために、教育して優秀な人間を育てた方がいい」とすると、教育が1つの評価基準になるだろう。
「人類を長生きさせるために、健康を保つために、人の病気を治療する方がいい」とすると、医療が1つの評価基準になるだろう。
結局のところ、人は社会的な生き物だから、本能として、共同体の中で、生きていくことに価値を感じるようにできている。
社会という共同体の中で、自分が役に立ったと思いたい、思われたい。だとするならば、社会への貢献度が、評価基準である。そうすると、結局、仕事という経済的価値に着地してしまう。
フォロワー
一方で、今は、SNSという社会が存在する。その社会からの共感度とすれば、フォロワー、イイネ数も、評価の基準となる。
いくらお金を持っているのかは、すぐに可視化されないが、何人フォロワーがいるのかは、可視化されている。
10万円持っているよという人より、10万人のフォロワーを持っている人の方が、社会的評価は高いのだ。10万円稼ぐより、10万人のフォロワーを集めることの方が難しいのだ。10万円は、仕事をすれば稼げる。10万人のフォロワーは、クリエイティブをし続けなければ得られない。
10万円稼ぐ方法は、教科書があるけど、10万人のフォロワーを集める教科書はない。
クリエイティブは、教科書がない。自分で試してやってみるしかない。だから、難しい。教科書がないことは難しい。
新しい価値観
経済的価値であるお金以外の新しい評価基準が誕生した。新しい世界だ。
世界は変容し続けている。その世界の中での自分のなりの評価基準を持ち、その評価基準の中で、生きていく世界だ。
お金の多少かもしれない、子どもの数かもしれない、教育や医療という職業かもしれない、フォロワーという新しい価値観かもしれない。

コメント