【本要約・本感想】モモ

【本要約・本感想】モモ

2021/2/9

「時間ドロボウ」についての小説
小学5~6年生向けの児童書

時間泥棒と、盗まれた時間を人間に取り返してくれた女の子の不思議な物語

大事なこと

ちょっとだけいい暮らしをするために、命も魂も売り渡してしまったら、つまらない。例え貧しくても、自分は自分であることの方が、重要だ。

一度に全部のことを考えはいけない。次の一歩のことだけ、次の一息のことだけ、いつもただ次のことを考えている。すると、楽しくなってくる。これが大事。楽しければ、うまく捗る。そして、気が付いたときには、ゴールに辿りついている。

時間とは生きるということ、そのものである。そして、人の命は心を住処としている。

時間貯蓄銀行

学者が書いた本に出てくる話しだって、ただの作り話かもしれない。本当のことは、誰も知らない。

時間貯蓄銀行という存在がある。そして、貯蓄した時間は、複利によって増えていく。お金と同様の自己増殖機能を持つ。

そして、人は時間を倹約して、時間を貯蓄していく。時間を倹約すると、毎日がどんどん早くなる。だから、もっと時間を倹約する。

・お金を貯蓄する銀行が、時間を貯蓄する銀行へと変化した世界
・時間を節約する商品が並ぶ世界

時間貯蓄家が増えていき、娯楽さえ忙しなく遊ぶような世界が到来した。

時間価値

時間はお金より貴重だけど、その年齢層に応じて、その価値は変わるのも、また真理なのである。

100歳になって、病院暮らしになって、たくさんの時間があるよりも、20歳でたくさんの時間があるほうが、価値が高い。

お金に換算するとわかりやすい。例えば、100歳で100億円貯金があるより、20歳で0円貯金がある方がいいとおもう人が多い。それは、20歳には、100歳と比べて80年間という時間がある。元気に動ける体がある。自分がやりたいことをやれる自由がある。

若さとは、お金に換えられない貴重な財産なのである。

時間主義世界

この世界がお金に支配された資本主義世界であるように、時間に支配された時間主義世界である。

大人たちは、自分たちの生活が日毎に貧しくなり、画一的になっていることに気付かない。
子どもだけは気付いていた。子どもに構ってくれる大人がいなくなったから。

時間とは生きるということ。人の命は、心を住処としている。人間が時間を節約すればする程、生活は痩せ細っていく。

人生で大事なことは一つである。何かに成功すること。他の人より成功し、偉くなり、お金持ちになった人間には友情や、愛や、名誉は自発的に集まってくる。

自己時間

人間は一人一人それぞれ自分の時間を持っている。この時間は本当に自分のものである間だけ、生きた時間でいられる。

時間とは、過去と現在と未来である。
時間があるのは、確かである。
でも、触ることもできないし、貯めることもできない。時間は動いていく。

人間は自分の時間をどうするかは、自分で決めなくてはならない。時間を盗まれないように守ることだって、自分でやらなくてはならない。

時計とは、人間一人一人の胸の中にあるものを、極めて不完全ながらも、真似たものである。光を見るために目があり、音を聞くために耳があるように、人間には時間を感じ取るために心がある。

もし、人間が死とは何かを知ったら怖いと思えなくなる。人間が死を恐れないようになれば、生きる時間を奪われることもなくなる。

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