【本要約】金のなる人
2022/1/21
金のなる人?
自分に「 経験という投資をすること 」も投資なのだ。
そして、知識は自分に投資しながら得る時代である。
何より大切なのは「 お金をたくさん持って、何がしたいのか?」ということだ。
「 一度きりの人生を、自分らしく幸せに生きるためにお金がいくら必要か?」と考えることだ。
お金は「 貯める 」より「 増やす 」より「 節約する 」より、やはり「 稼ぐ 」ものだということだ。「 稼ぐ 」ことは人生で最もおもしろいことのひとつだし、結果もわかりやすい。
ビジネスでも、投資でも、運用でも、何でも「 金のなる種 」をどう蒔き、「 金のなる木 」をどう育て、「 金のなる人 」になるかである。
「 金になる人 」になる
自分の理想の生活のために「 いくら稼げばいいのか 」というゴールを定めた上で、自分の理想の生活の維持に必要な資金と現時点のギャップを「 どのように埋めるのか 」を具体的に考える。
ビジネスと同じである。
一定の期間中に「 どれだけの売上が必要か 」「 どれだけのコストがかかるか 」まずは、予算を組むのが当然だ。
「 お金持ちほどケチだ 」と言われるが、それは、ある意味では正しい。
ホリエモン
・自分の価値観を客観的に捉えることができる。
・自分の価値観に座標軸を定めることができる。
例えば、ホリエモンは、物を持たないことを徹底している。所有せずに利用することの合理性を追求し、お金を使うことで「 時間の価値 」を最大化している。
成毛眞
「 仕事は好きですか?」と聞かれれば「 嫌い 」と即答していた。
② できるだけ仕事をしなくても生活できるのが理想で、お金は労働の対価でしかなかった。
③ しかし、お金を稼ぐことは、1番おもしろいゲームであることに気付いた。
スコアが明確であるゲームである。
お金についての考え方が普遍なのは、他人への興味がないからだろう。
人からどう思われていようが気にならない。
お金持ちになりたいのならば、お金に対して距離感を持って接することだ。人生においてお金は、重要な役割を果たす。ただし、お金に飲まれてはならない。お金は労働の対価であり、ゲームのスコアであり、単なる数字だ。お金にドライになることで、お金を増やす、守るという感覚が磨かれるのだ。
リスクを取らない人は大きなお金を稼ぐことができない。大きなお金を稼ぐ唯一の方法は、サラリーマンを辞めることだ。リスクを取れる人はお金持ちになれる可能性があるが、もちろん失敗する可能性もある。
稼ぐことはおもしろい。会社を創業してから、断然稼ぐのがおもしろくなった。稼ぐのが、おもしろいところは、新しい出会いが次々に生まれることだ。稼げば稼ぐほど、よりおもしろく、才能あふれる人物とのネットワークが広がっていく。
成功者
成功者には、妄想癖がある。単なる妄想なのだ。普通の人からしたら「 バカじゃないの 」と言われるようなことを本気で妄想しながら生きている。成功者は、モノゴトを楽観的に考え、リスクに対する感覚が鈍い。
お金を使うなら、時空間を広げた方がいい。いつのまにか稼ぐことにつながるかもしれないからだ。
遊びを稼ぎにする構造は、モノゴトを長い目で見ているから、作られる。1年はお金を使うだけで、5年ほどしたら少し稼げるようになる。10年続ければ、まとまったキャッシュが入ってくる。1〜2年で回収しようとするのは難しいし、何よりおもしろくない。遊びでやっているのだからこそ気軽に始められて、長く続けることができる。
成功者は長いスパンで、モノゴトを見ている。今は、市場価値が低いモノを集めておき、楽しみながら、数年後に売り抜けるイメージだ。その際は、市場の将来性と市場の大きさに注意しなければならない。
「いくら貯めるか」ではなく「 どれだけ遊びながら稼ぎ続けられるか 」と考えた方が人生は楽しい。「 資産を作る 」という概念を持つよりも、お金にお金を稼がせる感覚である。手元のお金を10倍にするためには何をすればいいのか?
スティーブ・ジョブスやビルゲイツが成功するなんて、誰も思わなかった。一見、究極のリスクにしか思えないが、本人は「 リスクだ 」と思っていない。「 勝てる 」と確信しているというより、おもしろいから夢中になっているだけだ。生活ではなくて遊びなのだ。
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