猿の実験 〜 猿と貨幣

お金

2021/6/11

科学者が、猿に硬貨を与えた。
硬貨と、ブドウやゼリーなどの好物が交換できることを猿に教えた。

猿の社会に、貨幣を誕生させた実験である。

さらに、硬貨の枚数によって、交換できる好物を変化させた。

貨幣だけでなく、価格の概念も、取り入れた。

ゼリー1つに硬貨2枚だったのを、
ゼリー1つに硬貨1枚とすると、
他の好物よりも、価格の下がったゼリーを求めるようになった。

1つのブドウを掛けて、
コインの結果によって、
ブドウがなくなるか、
2つのブドウを手に入れるか、
というギャンブルという概念を教えた。

猿はギャンブルを好んでやるようになった。

他の猿の硬貨を盗んだり、硬貨を偽造する猿も現れた。

しかし、硬貨を節約する猿は、いなかった。

性交の後、オス猿から硬貨をもらうメス猿が現れた。

人類最古の職業は、売春だったという話しが、信憑性を持つような実験結果である。

そして、猿も人間も、安いのが好きで、ギャンブルが好きで、お金を盗んだり偽造したりしても節約はできず、性をお金に換算する。

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