2021/7/9
家の中にアリがいた。
アリがたくさんいた。
問題が生じた。
この時の行動の選択肢
- とりあえずググる。
- 掃除機で吸い取る。
- ゴミ箱に甘いものがないか探す。
- アリを見る。
- 放置する。
湯浅は、アリの動きを観察した。そして、思考した。
まず、今は、朝5時半だから、掃除機で吸い取るのは「近所に迷惑だろう」と考えた。
そして、朝から、殺生は、気が乗らない。アリは、危害を加えてきたわけじゃない。
蚊なら、殺す。蚊は、危害を加えてくるからだ。
アリは、何かしている。
ゴミ箱を見るが、甘いお菓子の袋にアリが群がっている訳ではない。むしろ、ゴミ箱にはアリは一匹たりともいない。
アリは、「甘いモノに群がる」というのは、経験による知識である。ググった訳ではない。
アリの目的が甘いモノでないとすると、掃除機で吸い取っても、解決にはならないだろう。また、アリは寄ってくるはずだ。
アリの目的は何だろう?
アリの目的を見つけないことには、解決しない。
ググらない。
放置した。
そして、思考した。
- 掃除機で吸い取る。
→殺生で、現在の問題の早期解決 - ゴミ箱に甘いものがないか探す。
→現在の問題の原因特定 - アリを見る。
→現在の問題の観察 - 放置する。
→現在の問題の解決を諦める
→現在の問題の先延ばし - とりあえずググる
→現在の問題の原因を調査
私たちは、分からないときに、ググる。検索する。調べる。
何を調べているのか?
自分のわからないことは、誰かの経験済みである。誰かが、同じような経験をして解決しているはずだから、その情報を得ようとしている。
- 問題が起こった時の解決方法を調べている。
- 問題が起こるのには、原因があるはずだから、その原因を調べて、解決しようとしている。
- 問題の原因を調べて、問題を解決しようとしている。
- 原因を調べて、解決という結果を得ようとしている。
- 原因から、結果を導く解決方法を調べている。
それは、原因と結果の法則を調べている。

- 調べるということは、何をしているのか?
- 調べるということは、法則を探している。
- 調べるということは、ルールを探している。
- モノゴトには、何かしらのルールがあって、そのルールを探している。
甘いお菓子の袋をベランダに置いた。
そしたら、「家の中のアリが、そっちに集まって、居なくなる」と考えたからだ。
夜に家に帰ってきた。
甘いお菓子の袋の中にアリはいたし、家の中にもアリはいた。
実験したけど、その結果は、家の中のアリが居なくなるルールじゃなかった。
ここで、「もういいや」と思った。
ググらないで、諦めた。
アリと共生する方向に舵を切った。
よく考えたら、そんなに不便はない。
たまに踏み潰してしまうことがあるかもしれないが、それは、もう、ゴメンだし、それ前提で、ここに住んでくれよだ。
そのうち、どこかでいきなり、ルールに気付くことがあるかもしれない。
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