読書の結論
2021/6/29
アイデアに関する本は、数あれど、その源流は、「アイデアの作り方」である。
- アイデアは、模倣だ。
- アイデアは、組み合わせだ。
- アイデアは、模倣の組み合わせである。
- 模倣の組み合わせを、アイデアという。
- オリジナルなんて存在しない。
本は、模倣をどう表現するかが著者の腕前だ。模倣した内容を、そのまま書いてる人がいる。ああ、知能レベルが低い。
もろパクリは、すぐにバレる。あー、この内容は、この本で書いてあったやつ、しかも、二番煎じだから、内容が薄い薄い。読者への冒涜である。
もろパクリと言っても、表現は違うから、同じ文章ではない。しかし、パクリだから、そこに魂がこもらない。魂がこもってない文章は浅はかだ。モノ書きが読めば、すぐにわかる。
湯浅の本要約は、まとめているだけである。しかし、そこで、本と対話し、相当の思考は繰り返されている。そして、それが、湯浅の身になり、知らないうちに言葉として、はみ出る。それが、湯浅の言葉である。
そして、湯浅は、本要約の最中でも、読みながら思考してしまうこともままある。新しい価値観に接すると、そこから思考がはじまるから、読むのに時間がかかる、かかる。でも、思考を伴う本は、素晴らしい本だ。
湯浅の言葉は、そうやって、思考を繰り返し、血肉にした言葉であるから、パクリだけど、そこに、魂がこもる。
湯浅が書いてる文章は、本を読んで、いろんなことを経験して、試して、思考して、その結果、いろんなモノが組み合わさってできている。
血肉になっているから、そのソースを思い出せないことも多い。「これってどこから得た知識だっけ?」となったり、もはや、自分の思考になっているので、そういった疑問すら持たないこともあるんだろう。そして、ある時、気が付いたりする、この思考のソースは、この本から得たモノだったのか。
これからも、モノ書きとして、魂のこもった文章を書いていきたい。パクリだとバレないくらいの思考を経た上で。
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