10,000円の価値があるモノが、5,000円で売っている異世界観

資本主義

10,000円の価値があるモノが、5,000円で売っている異世界観

2020/10/7

モノ・サービスの市場において、需要と供給のバランスによって、モノ・サービスの価格は、一定額に収束していく。それが、資本主義における市場の原理である。

その市場の原理に従わないモノが存在する。
価格の歪みである。

それは、イベントである。

音楽コンサート、劇団公演、遊園地は、イベント会場によって、収容人数が決まっているため、販売枚数が制限されている。販売枚数が制限されているから、人気のイベントは、チケットが高額で転売されたりする。

音楽コンサートや劇団公演などの、体験型ではない視聴型のイベントは、ライブビューイングという手段もあるかもしれないが、それは本質的でない。ビデオを見たいわけではないのだ。空間を共有したいのだから。

ここで、疑問に思う。なぜ、イベントの主催者は、チケットの価格を値上げしないのか?

市場の原理では、供給に対して、需要があるモノの価格は、需要と供給のバランスが合うまで、上昇するはずである。実際に、定価より高額で、転売されていることから明らかである。需要に対して、チケットが不当に安過ぎるのである。

イベントの主催者はチケットを明らかに安く売る理由はなぜか?

  1. 値上げすることによって、金儲けに走ったという印象を持たれたくない。
    イベント主催者は、世間のイメージを気にする。ネガティブなイメージは、将来的なイベントの低迷を招く可能性がある。
  2. 話題になることでの広告効果を狙っている。
    即完売、高額な転売の情報が拡散されることで、そのイベントの価値は高まっていく。

※チケットを値上げすることで、売れ残るかもしれないという論理はここでは、採用しない。それは価格調整の方法の問題であり、いくらでも、防ぎようがあるからだ。

では、値上げしないで、どうやって、チケット購入者を選別するのか?

先着順や、抽選といった手法を、取らざるを得ない。
※音楽イベントでは、ファンクラブという手法もある。ファンクラブは、そこに、不当に安いチケットの不足分を補うお金儲けの仕組みがある。

劇団公演、遊園地は、どうすべきか?

主催者が、様々な理由で値上げをできない以上は、原点へ回帰するしかない。『モノ・サービスの市場において、需要と供給のバランスによって、モノ・サービスの価格は、一定額に収束していく。』という市場の原理に照らし合わせるしかない。

主催者は、チケット価格を記載しないという手法をとって、価格は市場に委ねる。供給数は、決まっているのだから、需要によって、市場で、チケットの価格は決まるはずである。株のように、市場で取引できる、プラットホームで、チケットの価格を適正化する。

これが、価格の歪みを正す、唯一の方法ではないか?

エルメスのバーキンや、ロレックスのデイトナが、定価の価格以上で取引されているのは、市場での需要と供給のバランスの結果であり、異議を唱える人はいない。

価格の歪みには、ソリューションが必要である。
モノの価値は、正しく評価されるべきである。

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