2021/6/15
岡本太郎の本を読む。

「壁を破る言葉」岡本太郎
クリエィティブにくじけそうになった時、日本最高峰のクリエイターの言葉に触れる。
岡本太郎の価値観に触れる。
岡本太郎美術館
「岡本太郎の作品を観たい」と思う。
この感覚はこれまでなかった。
「自分がクリエイターだ」という認識を持った。
その結果として、「クリエイターの世界を覗きたい」という心境が芽生えた。
岡本太郎の美術館へ行く。
美術館に入って、最初に、両親を紹介する展示があった。
父親は、大正時代に、世界一周をしている。
両親は、共に、芸術家である。
父親は、岡本太郎のパリの10年間を経済的に支えた。
岡本太郎の作品、云々の前に、ここでの情報が、過多だった。もう、作品を見るどうこうではない。ここで、終わっても良いほどの情報だった。
代々、お金持ちの家柄のボンボンで、両親が芸術に長けたサラブレッドで、お金のことを気にせず、自分のやりたいことだけを追求できる環境にいた。
羨ましい。
お金とは自由だ
確かに、俺も親に大学の費用を出してもらった。
でも、ずっと、お金のことを考えてきた人生だったし、これからも、お金のことを考えていく人生だろう。
お金という呪縛の中で、生き続けるのだろう。
多くの人が、その呪縛の元で、生きていく。
でも、岡本太郎は、その呪縛の外にいた。
お金という呪縛に囚われずに自由に生きられる権利を、生まれながらに持っていた。
経済的余裕がなければ、岡本太郎は、あれほど、自由に生きられなかったはずだ。
経済的自由を手にしても、お金の呪縛からは逃れられない。全てのモノには、価格がついているからだ。安い高いを判断しながら生きていく。
どんなに努力しても、辿り着けない世界がある。
岡本太郎は、そんな世界の住人だ。
自由の世界の住人だ。
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