【本まとめと感想】言葉の省略とは何か?

言葉の省略とは何か?

2021/9/11

本まとめ

話の中で既に出たことや、話の流れ上、言わなくてもお互いわかっていそうなことなどを敢えて言わずに省いてしまう。そもそも私たちは、頭の中にあることをすべて言葉にしているわけではない。つまるところ、すべての文は省略文である。

私たちは、言葉を通して、コミュニケーションすることで、相互理解を培う。

【省略の長所と短所】
・相手との共通概念を前提とした、時間と労力の節約である。
・優先順位や取捨選択によっては、意味が異なって捉えられてしまう。

普段は、意識しないで私たちは言葉を使っているが、言葉を通した複雑なコミュニケーションは、人間だけが持つ能力である。

省くというのは、その最たるモノである。

本感想

例えば、昼過ぎの会話
 
「お昼は?」
「天ぷらうどん大盛り」
 
何気ない会話である。(省略)[心の声]
 
「お昼は (食べた)?」
[ 食べてないなら一緒にどう? ]
 
「天ぷらうどん大盛り (を既に食べたよ)
[うどんだけ答えてしまうと、これから食べるのか?食べ終わったのか?わからないよな。
天ぷらうどん大盛りという具体な食事で、食後だというとこも伝わるよな。]

お互いの非言語下のコミュニケーションを言葉を省きながら行っている。

これが、人間の持つ、一部から全体を推測する能力である。

一部から推測した内容が、いつもお互いにとって共通の認識になることはない。お互いの前提が異なることはよくあることだ。コミュニケーションがうまくとれないことは、今に始まったことではない。

言葉や、言葉を通したコミュニケーションという能力だけが、AIに圧倒的な優位性を持つ。それ以外の能力は、遅かれ早かれ、AIの機能が優位になることは明白だ。

言葉という人間に与えられし知を磨くことだけでしか、AIとの差別化ができない世界が到来する。

人工知能に奪われない未来
今、人間が人工知能に優っていることは、言葉を自由自在に使うことだ。人間が、言葉という武器を操り、進化させることをやめたとき、人工知能が、人間の能力を上回る未来が到来する。

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