【本一部】哲学大図鑑

【本一部】哲学大図鑑

2022/3/23

セーレン・キルケゴール

私に本当に欠けているのは、何をなすべきかを明確にすることだ。
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。

そのために生き、そのために死ねるような真理を

ソクラテス

成人後もアテネに留まっていることによって、市と契約を交わしている。
その契約の一部として「 市の法律とそこで下される判決に拘束されているのだ 」と述べる。
判決を不当に感じたとしても、契約を結んだ以上、処刑を受け入れるのが道理である。

エピクテトス

自由は、人の欲望を満たすことではなく、欲望を取り除くことによって保障される

セネカ

「 奴隷所有が常識であった時代に、奴隷の外見上の違いは大したことではなく、すべての人間は生まれながらにして平等である 」と主張した。

ストア派によると、魂を吹き込まれた者はすべて自己保存に向けた努力をしている。

ホッブズ

ガリレオやニュートンが示したように、一連の自然の規則に従って運行しているのなら「 社会構造にも、それは当てはまらないだろうか 」と考えた。自然法の規則を政治の領域に適用した。

  1. すべての人々は生まれながらにして、個人的な利益を求めており、この本能を抑えない限り、社会的混乱が生じる。
  2. これを防ぐためには、支配権力に対して、個人の権利を譲渡しなければならない。
  3. 支配権力は、人々の幸福と安全を保障する。
  4. 個人と支配権力の契約がなければ、社会は崩壊する。
    だから、社会契約が必要になる。

ジョン・ロック

  1. 自然状態にあるとき、個人は自分の生命や健康・自由・所有物を守る権利がある。
  2. 人々は、集団として権利を擁護することが最善だと考えた。
  3. 社会契約を結ぶ国民と統治者が互いに義務を負う。
  4. 国民は統治者に従う義務があり、統治者は国民を支え育成する義務がある。

ルソー

  1. 自然状態にあるとき、個人は善悪を知らず、自立していることを知っている。
    ・悪は、人間が築いてきた社会構造にある。
    ・悪は、人間の自然な意志や能力を抑え込むような教育体制にある。
  2. 社会が人間から、高潔さと、生まれながらの自由を奪っている。
  3. しかし、それこそが、支配されることに同意した個人間の契約であって、私たちを自由にする社会契約である。

孤立した人間が享受する自由とは、他人と比較したり、他人に及ぼす害に配慮することなく、個人的な幸福を追求する自由である。社会は、富や野心という罠を使ってこの自由を奪う。人間は、食料や住居や仲間といった必要なものを得るための代わりに、社会に教え込まれた不必要なモノを得るために翻弄される。

このような結果になったのは、人間が築いてきた社会契に欠点がある。権力者 ( 金持ち ) が、自分たちのために作り上げた社会で、一種の奴隷になる代わりに、人は生まれながらに持つ自由をあきらめるように強制された。

社会契約に参加して、既存の法律に従うことを前提としなければ、人間は自由を手にできない。

一般意志は個人意志よりも優先されなければならない。
一般意志:公共の利益を目指す普遍的な意志

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