褒めて欲しい

社会

褒めて欲しい

2021/12/4

【本要約】まんがでわかるDカーネギー「人を動かす」「道は開ける」2
常に「相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える」という、たったひとつのことを学び取ることができれば、成功への第一歩は、既に踏み出されたことになる。

私たちは、大人になって、褒められなくなった。だから、私たちは褒めて欲しいのだ。

あの頃のように。私たちは、小さな頃、毎日のように褒められていた。ちょっとしたことができるたびに、褒められていた。

ご飯を残さずに食べられたとき、褒められた。
ご飯で苦手なものを食べられたとき、褒められた。
歩けるようになったら、褒められた。
トイレと言えるようになったら、褒められた。
トイレに一人で行けるようになったら、褒められた。

今は、全部一人でできる。
それどころか、仕事をして一人で生活できている。
でも、誰も褒めてくれない。

たまの休みに、親戚の家やおじいちゃん家に行ったら、会った瞬間に、「大きくなったね」って褒められた。
「大きくなることはいいことなんだ」って思った。
だから、ご飯をいっぱい食べた。

今は、ご飯をいっぱい食べたら、太ってしまうから、食べ過ぎないように、気を付けている。
大人になって、ご飯をいっぱい食べて褒められるのは、大食いの人だけだ。

そこにいるだけで「かわいいね」って褒められた。
何もしても「かわいいね」って褒められた。
何もしなくても「かわいいね」って褒められた。
毎日「かわいいね」と言われて育った。
存在自体が「かわいい」と許されていた。
若い頃は、ちょっと、おしゃれをしたら、恋人に「かわいいね」って、褒められた。

今は、どれだけ仕事をがんばっても、美味しい料理を作っても、ダイエットして痩せても、化粧やネイルや髪や服、全部、できることやっても、誰も褒めてくれなくなった。

どうしてだろう。どうしてこんなことになったんだろう。

私は「かわいい」と言われて育って、でも、かわいい人は、もっとたくさんいて、私は「普通だ」と気づいた。だから、全部、がんばるように努力した。全部、がんばった、でも、誰も褒めてくれない。褒められたくてやってるわけじゃない。だけど、やっぱり褒めて欲しい。

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