【映画感想】ショーシャンクの空に

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【映画感想】ショーシャンクの空に

2021/2/18

リスクがあると認識した上でも、相手に、刑務官にメリットを与える。

そして、そのメリットの対価は、囚人たちへのビールである。しかし、自分はビールを呑まない。ビールは仲間に振る舞うためのものだ。

そうやって、自己欲求のためでない行動は、強い信用を得る。

信用という価値は、塀の中でも、有用である。否、閉ざされた塀の中では、すべては、人間関係にあるのだから、人間関係における信用こそが、最大の資産である。

塀の中での『通貨』は、タバコである。それは、タバコの需要が高いからに他ならない。誰しもが、タバコが吸いたいのだ。賭けで使うのは、通貨ではなく、タバコである。

通貨の価値は、『価値の計測』、『価値の交換』、『価値の保存』にあるのだから、皆が欲しがるタバコでも充分に代用できる。

信用は、コツコツと積み上げるモノだ。信用を積み重ねていくことで、更なる信用を得られる。信用は、自分の権限を拡張していく。

最初に手に入れたのは、小さいハンマーで、それはとても、脱獄に使えるようなモノではないように思われる。しかし、そこから、信用を得て、チェスの駒を掘るのが趣味とのたまい、脱獄に必要な、穴掘りの道具を誰にも気付かれないレベルで、揃えて、穴を掘っていく。

そのような稚拙な道具で、脱獄のための穴掘りに要した期間は、20年である。

塀の中から見ると、「自由の価値」は、人が寝静まった後に、毎日、穴掘りに何時間も費やした20年である。20年間、いつか来る、自由に向けて、毎日、穴を掘り続けられるエネルギーである。

この映画は、『信用の重要性』と、『塀の中で呑むビールの旨さ』と、『圧倒的努力』がもたらす結果と、それ以外の様々なドラマも含めて描いた、名作である。

この映画は、時代を超える作品になるだろう。「人間の真理」が描かれているからだ。

また、人生のいつか、どこかで、観る作品になるだろう。

素晴らしい映画である。

ショーシャンクの空に

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