眠れない夜の謎を解く!

湯浅

眠れない夜の謎を解く!

2021/11/29

感情は時ともに変化していく。

ある出来事で生じた感情は、未来においては、違った感情になる。ネガティブから、ポジティブなように、正反対な感情に転化することがある。それは、経験による思考の変化かもしれないが、基本的には脳の改竄である、イタズラである。脳は記憶を書き換える。辛い出来事を無意識の中に閉じ込めて、記憶から意識の中に持ってこさせないようにする。辛過ぎて、喪失していた時間があることに気付く。

私たちは、ネガティブなことを意識する様に進化してきた。

それは、ネガティブな方が生き延びる確率が高かったからに過ぎない。しかし、ネガティブなことばかり意識していると、生きていけないので、過去のネガティブなことは、ネガティブな記憶は、無意識の中に閉じ込めるように進化した。意識的に操作できない、脳の生命保護機能である。

私たちは「自分の自由意志によって100%行動している」と勘違いしている。

脳の大部分は、無意識なのだ。意識している部分は数%に過ぎない。最近の研究で判明したのは、「意識していないだけで、脳の数%しか使ってないわけではない」ことだ。無意識で、脳は使われている。寝ているときも、起きているときの情報を、脳は整理してくれている。

意識的に使えない部分、無意識が脳の大半の処理をしている。例えば、息をすること、内臓を動かして食べ物を処理すること、血を全身に巡らせること、寒いときには震えて運動して体を温めようとすることである。私たちは体内活動のすべてを意識しながら、生きていけないから、その部分は、脳の無意識に任せる。

他にも、仕事でも、趣味でも、何か新しいアイデアを意識的に考えていて、放置していたら、あるとき、シャワーのとき、トイレのとき、突然、アイデアが浮かぶことがある。これは、もちろん、無意識の作用に他ならない。意識下で考えていたことを、無意識が引き継いで考え続けていたから、無意識が過去のデータ = 自分の人生経験の中で、答えを探し続けていた。

それは、絵画のフレームを変えたり、見ているメガネを変えたりして、モノゴトの捉え方を、別の捉え方に変換することだ。「新しいモノがいい、古いモノがよくない」という価値観でモノゴトを見ていたときに、古いモノをアンティークやビンテージという言葉に置き換えることで、新しい価値を与えるようなことである。同じモノを違ったら目線で見れるように、フレームやメガネを変えることである。

私たちは、無意識下でも思考できる性質を持っている。だから、意識下だけでなく、無意識下で並行して、モノゴトを考えられるようになれば、私たちの能力は、さらに広がっていくに違いない。

ここからは、私の仮説になるのだが、無意識下でも思考を続けるには、自分に多大な負荷をかける。意識下での処理では、補いきれない負荷をかけることで、脳が、自動的に、無意識を起動させて、考え続ける。脳は身体の中で消費エネルギーが1番大きいので、怠け者なのだ。省エネを心がけている。だから、省エネさせないように、無意識に働かせ続けるために、意識下の処理容量を超えた、作業を与えることだ。

寝れないのは「いろいろ考えて寝れない」って思ってる。本当は、寝れないのは、日中に脳を使って、身体を使って、エネルギーを消費しきれていないからだ。エネルギーが余っているから、脳を使って考えることで、エネルギーを消費している。

それは、多分、エネルギーを使わないと、だんだん、エネルギーの総量が減っていくことを防ぐためだろう。身体も使わないと衰えていくように、脳も使わないと衰えていく。だから、脳が衰えないように、エネルギーを消費するために、寝れないという現象が身体に起きていると推測する。

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