まさか、スープカレー屋さんは、カレー屋さんじゃなかった!!
いろんな店舗があるけど、スープカレー屋さんは、いつも混んでいる。
スープカレーじゃないけど、市販のカレー粉で作るカレーって、カレーって家で作っても、美味しい。料理が苦手な人が作っても、美味しい。調味料を入れる必要がない料理って、カレー以外にあったっけ?って感じで、失敗する要素が見当たらない。日本一簡単で美味しい料理である。
値段だって高い、カレーなのに余裕の1000円オーバーの価格である。混んでるどころか、並んでたりする。吉祥寺のスープカレー屋さんは、駅から20分くらいかかる場所にあるのに、いつも、20人くらいは、並んでて、ずっとずっと、なんでだろうって思ってた。
その謎が解けた!!
スープカレー屋って、カレー屋だと思ってたけど、違った。
カレー屋じゃなかったんだ。
カフェだったんだ!!
確かに、スープカレー屋さんって、カフェっぽい作りをしているし、カフェっぽい雰囲気がある。鎌倉のスープカレー屋の珊瑚礁にすっごい並んで、食べたときに、えっ、なんで、この味のスープカレーに、こんな高い値段が付いていて、こんなみんな並んでいるのか、意味がわからなかった。その原因もわかった。
カフェだったんだ!!
カフェだから、客はゆったりとする。客がゆったりするから、客の回転が遅い。客の回転が遅いから、客は待つ。客は待つから、行列ができる。行列ができると、人が人を呼ぶ。もはや、味なんかどうでもいい。
カフェだから、高くても許される。カフェだから、飲み物に500円以上の高価格を付けられるし、客も、それに違和感はない。カフェだから、料理はカフェ飯だから、1,000円以上の高価格を付けられるし、客も違和感はない。
カフェという空間は、飲み物を飲んだり、食事をしたりするところではない。女性が、友達とコミュニケーションを取るところなのだ、女性が、共感や共有を楽しむところなのだ。
だから、ゆったりとした空気、ゆっくりできる雰囲気が、重要視される。
だから、インスタ映えするようなカフェ飯がウケる、色とりどりの野菜が乗ったスープカレーがウケる。
だから、その時間を、より楽しいものにすることが、音楽や空間をデザインすることが、カフェに求められている。
カフェをやりたい人は、全員、スープカレー屋をやったら、儲かる。
コメント