スープカレー屋は、カレーなんか売ってない
2020/10/26
あらためて、なぜだか、ぶっちぎりで混んでいるスープカレー屋さんのメニューを見てみる。
20種類の野菜が入っていると書いてある。
スープカレー屋さんは、空間を売っていると思ってたけど、実は、20種類の野菜が一度に取れて、「健康にいい」という妄想を売っている。
そして、カレーの辛さだけじゃなくて、スープの種類や、ご飯の量や、チキンの焼き方まで、選べるという体験を売っている。
その体験によって、自分だけのオリジナリティーを出すこともできる。つまり、それは、写真映えする。健康志向の私を演出できて、自分のオリジナルを演出できる。
さらには、選べる体験は、違った味をまた食べたいとなって、リピートを生む。
なるほど、スープカレー屋さんは、カレーを売ってるじゃなくて、健康志向と、オリジナルという体験と、映える写真を売っていたんだ、なるほど、そりゃー混むわけだ。
そして、じゃあ、スープカレー屋さんを、やれば儲かるんだじゃなくて、スープカレー屋さんをやっている企業に投資しようと思うようになったことが、成長の証
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