【行動経済学】詐欺師~後付けを正当化する人に騙されてはいけない

行動経済学

【行動経済学】詐欺師~後付けを正当化する人に騙されてはいけない

2020/9/3

後付けを正当化

過去のことを振り返ると、目の前のことを一生懸命こなしていただけで、先見性があったわけではないことが多い。
全て、後付けである。
後からなら、何とでも言えるのだ。

ただ一つ言えることは、チャレンジはしたよ。
ってくらいで、別に、大したことではない。

後付けで、自分の人生を壮大な物語にして、それを売ってる人がいて、売れるってことは、確かに、凄いんだけど

ノーベル賞を受賞したダニエルカーネマンが、言ってたんだけど、人の脳は、後付けしたがるんだって、自分のこれまでの人生を正当性を証明したいから

後付け例

では、湯浅の話しで後付けしてみようか。

湯浅は、17年前に、新卒でiTの会社に入る。

将来、プログラミングが、英語ばりに、学校の教育として取り入れらるのを見越していたかのように。
新人研修、湯浅は、プログラミングやったことなかったから、4クラス中、最下位のクラスだった。
情報処理の資格持っている人も多数いた。そんな状況からのスタートだった。

その後、プログラマーとして、システムエンジニアとしてのスキルを付け、5年で、会社を辞めて、旅に出る。
この旅で、いつか、世界一周するという夢を抱く。

今から、12年前の話である。
今でこそ、転職や、副業なんて当たり前だが、当時は、新卒で入った一部上場企業を辞める人なんて、稀だった。
しかも、次の転職先も決めずに。

12年前なら、それなりに、転職サイトもあったし、転職エージェントもいた。
転職サイトを物色していると、ある革新的な、事業をしているベンチャー企業を見つけ、そこに転職する。
転職サイトを見ていて、事業がおもしろそうだなって思っただけ。

その革新的な事業は、Aiやビッグデータという言葉すらなかった時代のデータ分析で、その当時は、データマイニングなんて言葉を使っていた。

言葉すら存在しなかった12年前に、その世界の門を叩いていたのである。
完全にラッキーで、たまたま運がよかっただけ。

その会社に転職して10年経ち、またもや、会社を辞めて、旅に出る。
そう、10年前の夢、世界一周である。
もちろん、次の転職先なんて、決めてない。

世界が湯浅を呼んだのである。
会社の転換期と、自分の旅したい欲マックスが、重なって、ちょうどいい区切りだから、辞めた。

1年間の夢の世界一周をして、日本に帰ってきた。

世界は、全く違う世界になっていた。
‘ 世界的流行風邪 ‘ である。

1年間の世界一周は、ギリギリ間に合った。
行きたい国にすべて行くことができる最後のタイミングで、世界一周ができた。
1ヶ月どころではない。
あと、2週間、ズレただけで、夢の世界一周は、予定変更を余儀なくされていた。

まるで、この悪夢の到来を、1年以上前から、予期していて、そのために、仕事を含む、すべてを捨てたかのように。
完全にラッキーで、たまたま運がよかっただけ。

今では、世界一周は、完全に、夢物語である。
お金の問題ではない。
気軽に、世界一周できる日は、残りの人生で、もう来ないかもしれない。
世界一周の唯一のチャンスをモノにしたのである。
完全にラッキーで、たまたま運がよかっただけ。

後付けの物語は詐欺師の物語

プログラミングも、Aiも、世界一周も、すべてを予期したかのような、湯浅の人生
「すごいでしょ」」って、後からなら、いくらでも、言える。
でも、本音部分がなければ、「湯浅、スゲーじゃん」ってなったはず。
後付けで、自分の物語を語ってる人は、詐欺師だから、気をつけよう。

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