【税金】年金の真実~グラフが読めないと搾取される世界
2020/11/6
グラフの読み方
国民年金に行った時にもらった資料
このグラフをこのまま見て、そのまま受け取ると、搾取される。
グラフを正しく見る能力は、搾取されないために、重要である。
赤丸を付けているところを確認すると、” 加入月数 ” に対して、” 年額 ” である。
” 月 ” と ” 年 ” で単位が合っていないのである。単位が合っていないグラフは、意図的に単位を変えて作っていると疑わざるを得ない。
赤で記載された数字は、湯浅が記載した数字である。年額を月額に修正した数字 である。年額を12で割った数字である。この正しい数字を出してしまうと、国民年金納入者は減るであろう。掛け金の1/100以下しかもらえない年金になんか払いたくない。
加入月数が1でも、136円が、毎月支給されるとしたら、10年で、元が取れる計算になる。65歳から支給されたとして、75歳まで生きれば元が取れる計算である。
ただ、ここで落とし穴がある。インフレが考慮されていないのだ。日本では、ここ20年くらい、デフレだったので、違和感がないかもしれない。しかし、世界はインフレで成長しているのだ。そして、これから日本もインフレが加速していくだろう。ただ、世界共通の2%というラインであるだろうが。
インフレと価値
【グラフ1】
インフレ2%における100円の価値の変動
インフレ2%だと仮定すると、100円は、20年後に148.6円である、20年後の100円は現在67.3円である。つまり物価が約1.5倍となっている。
【グラフ2】
支払額と受給額をインフレを考慮した価値
16,540円支払って、136円貰えるというのは、インフレを考慮していない。
16,540円支払って、91.5円貰えるというのは、インフレを考慮した正しい理解である。
インフレを考慮した時の年金制度
だから、これまでの年金は10年という期間、65歳から75歳まで生きたら、ペイできていたが、65歳から80歳まで生きたら、ペイできることになる。実際には、65歳から80歳までの期間にも、インフレは進むとすると、85歳くらいまで生きないとペイできないかもしれない。つまり、平均寿命を超えて長生きしないとペイできない。つまり、半分以上の人は、きちんと損する仕組みである。これが、国民年金の正体である。無知な大衆は搾取されるのだ。
コメント