歴史に学ぶための価値観
2022/4/20
・私たちが持っている現代の価値観で、歴史を振り返っても、正しく理解できない。
・歴史はその当時の価値観を周知した上でないと、正確に理解できない。
・歴史はその当時の価値観を周知した上でないと、正確に理解できない。
本には、当時の価値観は記載されていない。当時の価値観は、当時の人たちにとっては、当たり前だから、説明する必要がない。だから、時代背景から、その当時の人々の価値観をイメージすることが必要になる。
- 戦争時代は「 戦争が当たり前だ 」という価値観の上で、戦争時代を捉えなければならない。
- 奴隷時代は「 奴隷が当たり前だ 」という価値観の上で、奴隷時代を解釈しなければならない。
- 貧困時代は「 貧困が当たり前だ 」という価値観の上で、貧困時代を考えなければならない。
「 戦争反対は、非国民だ 」という価値観を表現しているから『 はだしのゲン 』は、理解できるのだ。
- キリスト教
イエスは「 奴隷も人間で平等だ 」と主張した。
奴隷が当たり前の時代に「 奴隷が平等だ 」と言ったから、処刑されたのだ。 - 仏教
貧困・飢餓・病気が人々を苦しめていた時代だったから、煩悩・欲望を手放すことで不満がなくなる。
現実は変えられないから、思考を変えることで、心豊かに暮らそうとブッダは考えたのだ。
「 歴史に学ぶ 」というこの本質は「 何が起こったか 」という事実を知ることではない。当時の時代背景を知った上で、当時の価値観をインストールすることで、その時代の本質を理解できる。
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