自販機を分析する~人は100%絶対に合理的な行動ができない
2020/8/24 , 9/17
自販機を分析する
自販機が至る所にある国なんて、世界広しと言えど、日本くらいなものである。
理由は、売れるからに、他ならない。
100m歩けば、コンビニがあるけど、コンビニの方が、安いことはわかっているけど、そこまで歩いて、行くのが面倒くさいから、目に前にある自販機で、済まそうとする。
湯浅が、自販機で飲み物を買うことは、ほとんどない。
飲み物を常に持ち歩いているし、飲み物がなくなったとしても、コンビニや、スーパーまで、我慢して、少しでも安い飲み物を買う。
合理的な人とは、めんどくさい、不便という感情をコントロールできる人のことだ。
高尾山に登ったときだ。
そこは、地上の自販機より価格が高いけど、高尾山に登る間に、飲み物は、全部飲んでしまって、コンビニもない頂上では、割高な自販機で買うしかないのだ。
もっと合理的に、たくさんの飲み物を持って、高尾山に登ればよかったのに、飲み物の量を過小に見積もってしまったのだ。
これは、合理的に行動しているつもりだけど、合理的に行動できていない典型である。
人は合理的な行動ができない
人は、自分が合理的だと勘違いし、合理的な行動をしていると勘違いしている。
合理的な行動なんか、できるわけないのである。脳が合理的でないのだから。
「脳が合理的でない」と言った人は、ノーベル賞受賞者ダニエル・カーネマンである。
ダニエル・カーネマン著)
世界は感情で動く
人が行動する命令を出している脳が合理的でない。
脳が合理的でないのは、脳は、エネルギーを大量に消費する機能なので、常に、省エネモードだからである。
ちなみに、省エネモード解除機能は、備わってない。
初期設定が、省エネモードで、変更不能の機能である。
初期不良品と言ったら、そうかもしれないが。
人は、初期不良品で、合理的でない。
人が合理的でないことを悲観するのではなく、合理的でないという前提で、生きていくしかない。
あわよくば、どんな時に、脳は合理的でない行動をするのかを学び、「また、脳が合理的でない行動させようとしてるな」と考えることができたら、人生、勝ちである。
それほどに、人は、合理的でない行動しかしていない。
そして、自分が合理的だと認識している。
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