【本要約】小学校のプログラミングに学ぶ、プログラミングの言語化

【本要約】小学校のプログラミングに学ぶ、プログラミングの言語化

2020/11/4
【参考】なぜ、いま学校でプログラミングを学ぶのか

「プログラミング教育」の定義

プログラミング教育とは、子どもたちに、コンピュータに意図した処理を行うよう示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。

小学校におけるプログラミング教育は、プログラミングの操作や技術を覚えるものではなく、プログラミングの体験を通じて、「プログラミング的思考」を育むことを目的としてる。

そして「プログラミング的思考」とは?

「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つひとつの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていくこと」「職業や時代に関係なく普通的に求められる力」

プログラミング教育は、新たに「プログラミング」という教科が設けられるのではなく、既存の各教科の指導の中に取り入れていく。※その内容については、学校や教員にある程度委ねられている。

「プログラミング教育」の実際

小学校の図工で、子どもたちは、絵の具やクレヨンではなく、タブレットやプログラミング教材を道具として使う。それによって、自分だけの考えをまとめ、創造性を使った作品を作り上げている。これが、クリエイティビティを育んでいる要素の一つである。

プログラミングの操作を覚えたりすることが目的ではなく、あくまで表現のツールとしてプログラミングを使っているに過ぎない。

プログラミングを活用した授業では、子ども同士による教え合い、学び合いの姿がよく見られる。
得意な子どもが他の子にやり方を教えたり、面白いアイデアを持っている上手な子に聞きに行くといったことが自然発生的に起きてくる。

意識せずとも、コミュニケーション能力やスペシャリティが、プログラミングを使った授業のなかで育っていく。

小学校におけるプログラミング教育は「コンピュータでのプログラミングを体験すること」である。
プログラミング言語を覚えたり、技能を身につけたりということよりも、プログラミングを体験し、楽しむこと。

身の回りの暮らしはコンピュータに支えられており、そのコンピュータがプログラミングによって動作しているということを知り、自分でもプログラミングを体験してみること。

「プログラミング」の定義

コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要である。
コンピュータは人が命令を与えることによって動作する。この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」である。

プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができる。コンピュータの仕組みを知ることができる。

「プログラミング」の実際

プログラミング的思考
物事の手順を分解し、効率よく物事を進めていくための段取りを考えること。
  1. 行動を分解する
  2. パターンを見つける
  3. 大事なことに絞り込む
  4. 手順で並べる

並べた手順で実行し、試行錯誤しながら改善し、課題の解決を目指す。これはコンピュータでプログラミングを行う際に取られている手順である。そして、プログラミング以外の行動も、プログラミング的思考を用いて考えることができる。

学校でも家庭でも、教師や親は、子どもに指示を出すばかりになってしまいがちである。これでは、子どもはその指示に「合っているかどうか」が考える基準になってしまう。答えを求めることが正解だと考える。

しかし、現実の社会ではただ一つの正解があるわけではない。学校での答えが出てくるような学びでは、現実の社会のリアルな学びにリンクできない。だから、新しい学びが必要で、考える学びが必要である。そして、考える学びが主体的な学びになる。そのベースとなるのがプログラミング教育である。

『人からの指示を待つのではなく、自分で何をやるのかを考え、それを行うために必要なことや段取りを考えること』が、これからの社会で重要になっていく。その思考は、生きる力を育むことにもつながっている。

学校で学ぶ「知識」も大事で、それはすべての基礎であり前提であるが、これからの社会は「知識」だけでは対応できない。「知識」を得た上で、自分で思考する力が、最重要な能力である。

所感

小学校でのプログラミングの実際を伺い知ることができた。

  1. 行動を分解する
  2. パターンを見つける
  3. 大事なことに絞り込む
  4. 手順で並べる

という風に、プログラミングを言語化したのは、確かに、なるほどと、プログラマーとして腑に落ちた。

プログラミングの重要性が拡大され過ぎのような記述もあるが、なるほど、確かに、論理は正しい。人生に、社会で生きていくのに、正解なんてない。そして、人生の選択肢は無限である。何より、社会で生きていくのに、一番必要なツールのことについての学習は、学校教育に存在しない。

家庭でも、その教育がなされることは、ほとんどないだろう。そして、それは、ほんの一部の特権階級の家庭においてのみ、教育がなされる。お金についての教育である。人生において、こんなに重要なツールであるお金について、学ぶことがないまま、社会に放り出される。

湯浅は、お金についての教育を施したい。娘に、人生を生きる上での一番必要なツールについての知恵を授けたい。そして、娘がお金に囚われることなく、豊かな人生を歩んでほしい。

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