僕らが過ごしている世界は、仮想現実か?現実世界か?

僕らが過ごしている世界は、仮想現実か?現実世界か?

1日24時間、何を見て過ごしているのか?
ヒトは社会性の生き物だから、他のヒトの表情を見ながら1日を過ごしてきた。
今は、他のヒトの表情なんか見ていない。画面を見ている。
ずっと、画面を見ながら、生きているのだ。

社会性の生き物の進化結果

進化論では、生存に有利な性質を持った個体がより多くの子孫を残す。

チンパンジーもヒトも社会性の生き物なので、一人では生きていけない。

つまり、、相手を理解する必要がある。
相手を理解するということは、相手の気持ちを想像するということだ。

相手の気持ちを想像する能力が高い個体が、社会性が高まり、仲間からの信頼も得られやすいし、生殖の機会を得やすいので、生存に有利になる。

相手の気持ちを想像するのに、一番わかりやすいのは、相手の顔の表情である。

道で誰かとすれ違うとき、ヒトは無意識的に相手の顔を見る。
相手の顔を見て、「自分に危害を加えてこないか」を確認しているのだ。
顔を見て、目が合うと、多くの日本人は、黙って目を伏せる。多くのアメリカ人は、笑いかける。
表現方法は文化によって異なるけど、「敵ではありません。」ということを伝えている。

上記の例のように、顔の表情でも、特に、目が重要な要素を持つ。
『目は口ほどにものを言う』という諺がある

捕食動物は、獲物を襲う前にまず相手を見る。捕食動物の視線に気づかなければ、食べられてしまう。

ヒトは、好意があるヒトを目で追ってしまう。異性から視線に気づかなければ、生殖の機会を失ってしまう。

こうして、ヒトは、無意識のうちに相手の視線を感じるセンサーを持つようになった。

ヒトは、相手の表情から、相手の目から、多くの情報を得るように進化してきた。

【参考】
残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
(著)橘玲

仮想現実か?現実世界か?

今、現実に顔を突き合わせる、Face2Faceの時代から、スマホの画面を見ている、Face2Screenの時代に、変容しようとしてる。
・打合せのZOOMは、Face2Faceであるとも言えるが、Face2Screenとも言える。
・TikTok、Instgram、Youtubeのライブ配信は、Face2Screen
→これらのツールはコンテンツという枠を超え、コミュケーションの手段としても活用されている。

よく考えて欲しい。自分が何に1番時間を使っているか?自分が1番何を見ているか?
間違いなく、スクリーンである。

スマホの画面である。
パソコンの画面である。
テレビの画面である。

ヒトは、今、毎日、ほとんどの時間を画面を見て過ごしている。

カフェに2人でいるカップルは、男はゲームをしているし、女はインスタかティックトックかラインを見ている。
空間上は2人でいるけど、視線と思考と行動は画面の中にある。
子どもたちは、同じ空間にいて、一緒に遊んでいるけど、画面を通してゲームをしている。
子どもは、公園にいない。FreeWifiがあるところにいる。

ヒトが、何万年という途方もない年月を費やして進化してきた結果に得た、表情や目を読み取る能力の役割が、今、その重要性を失い始めている。

それほどの大きな変化が、今、起こっている。

ヒトは、画面という仮想現実の中に、入り込んでしまうのか?

ヒトは2極化する。

中間層がいなくなり、貧困層と裕福層に、格差社会が、2極化していくように。

『画面という仮想現実に、入り込んでしまう層』と、
逆に、こんな時代だからこそ、
『現実世界での体験に価値を見出す層』とに

どちらが正しいとかではなく、どちらも正しい。今は多様性の時代である。

どちらに価値を見出して、どちらを選択するかは自分次第である。

ただ、無意識に、スマホを触ってはいけない。
スマホのスクリーンの中の仮想現実が幸せだと思って、その世界に浸るか?
スマホを現実世界での体験のためのツールとして利用して、現実世界を体験し幸せを感じるのか?

幸せの意味を、もう一度、見直す時期なのかもしれない。

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