乾燥機付きドラム式洗濯機

知識

乾燥機付きドラム式洗濯機

2020/12/15

洗濯する時間もそうだが、洗濯について考えるのことが、脳の無駄遣いだから、洗濯について、脳の占める割合を、減らさなきゃいけない。

乾燥機付き洗濯機の導入である。まずは、知識が全くないから、家電量販店へ行く。

乾燥機付きドラム式洗濯機価格

そこで接客してくれた、洗濯機の販売員が素晴らしくて、説明がわかりやすくて、セールストークも上手くて、クロージングも絶妙で、思わず買いそうになるほどだった。

価格は15万から30万くらいまである。予想より高い。12〜13万くらいのイメージだった。

洗濯機の販売員からの情報をまとめる。

乾燥機付き洗濯機は、大きく、通常モデルと高性能モデルに、2種類に分かれる。

  • 通常モデル    … 15万
  • 高性能モデル … 30万

洗濯容量と乾燥容量

  • 通常モデル   [ 15万  ]
    洗濯容量 6kg:乾燥容量 3kg
  • 高性能モデル [ 30万 ]
    洗濯容量 12kg:乾燥容量 6kg

洗濯の容量に対して、乾燥の容量は、半分である。

これが驚きで、乾燥させるには、単純に、今の洗濯回数に対して、2倍の回数は必要だ。ボタンを押すだけとは言え、面倒である。
→洗濯を干す手間を考えたら、ボタンを押すことなんて、何でもないことなのに、人は、より便利さを、快適さを求めてしまう生き物である。人の欲は限りない。

洗濯回数と電気代

洗濯の回数を今と同じに保つには、高性能モデルが必要である。

洗濯の電気代

  • 通常モデル    … 80円/回
  • 高性能モデル … 40円/回

高性能モデルは、通常モデルの半額である。また、モデルの15万円の価格差について、現状と同じ、週に2回の洗濯で考えると、高性能モデルは2回、通常モデルは4回になる。

40円 x 4回/週 x 4週/月 x12月/年 = 8,000円なので、電気代の差額は20年くらい使うと、ペイできる。

20年は長いか?でも、洗濯機なんて滅多なことじゃ壊れないし、買い換えることもないから、気が付けば20年とか経ってるかもしれない。

洗濯洗剤と柔軟剤

  • 高性能モデルは、洗濯機に予め洗剤と柔軟剤を貯めておく場所がある ( 洗剤と柔軟剤の詰替パック1つくらいの容量 ) ので、そこに洗剤と柔軟剤を入れておけば、洗濯時に、洗濯機が、自動で、洗剤と柔軟剤を入れる機能がある。
  • 通常モデルは、洗濯時にこれまでと同じように、自分で入れなきゃならない。

これは、画期的であり、驚いた。

洗剤や柔軟剤を入れるという行為すら、簡略化してしまうというアイデア、日本って、日本人って、ゼロイチは苦手だけど、イチジュウは得意だよな。

乾燥機付きドラム式洗濯機の結論

洗濯を干すのが面倒くさいから、乾燥機付きドラム式洗濯機を買おうとしていた。それなのに、今までの2倍ボタンを押すことの面倒くささや、洗剤や柔軟剤を入れる面倒くささといった、ほんの少しのことに対しての快適さを求める。それは、洗濯物を干すことに比べたら、ほんの少しのことにしか過ぎないのに。

メーカーやセールスマンは、人はより快を求めることを熟知している。だから、本来、不要な通常モデルを敢えて作ることで、高性能モデルと比較させ、高性能モデルを購入させようとする。どうせこれから長く使うものだからという思考を巧みに付いてくる。

洗濯を干すという行為と比較したら、ボタンを押したり、洗剤や柔軟剤を入れる行為なんて、何でもない行為なのに。

物を売りたくば、比較対象を用意しろ。売りたい物より、劣る物を。それは、つまり、『行動経済学』である。

最後に、洗濯機は、『白色』という概念を覆す。『チャコール』という色は、洗濯機なのに、オシャレ感があって、生活感を失くす。

機能も、もちろんだが、最終的には、人は見た目に弱いことを知っているから、セールスマンも、最後に、この事実を伝えて来た。洗濯機の色なんて、誰かに見せるわけではない、ただの自己満でしかないのに。

こうやって、冷静に、振り返ってみて、文字に起こすと、合理的だと信じている自分が、いかに、不合理であるかを認識できる。

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