本とは何か?
2021/3/11
本を読んだり聴いたり、新しい知識を得たりすることは楽しい。
お金持ちになるためには、知識が必要だから、本を読んでいる。
また、記憶に定着させるために、本を要約している。本を要約することは、文章を再構成して、まとめて、自分が美しいとおもえる形に整えることだ。それは、洗練されたプログラムを作ることに似ている。
お金持ちになるための本からの知識の吸収が日常となった結果、お金持ちになるためというより、その行為自体が楽しくなった。そして、お金持ちかどうかは関係なく、本からの知識の吸収は、日常の必然であると思考するようになった。
資本主義にまみれたメディアは、新聞もテレビもニュースも、SNSも、お金儲けのために情報発信している。
本にそういった思想がないとは言えないが、少なくとも、メディアよりは、はるかに情報が洗練されている。メディアは、大衆向けの消費されるコンテンツである。多くの本は、大衆向けの消費されるコンテンツではない。
本は、本質をうまく捉えているから、大衆へと広がった。そして、良書は、時代をも超える。こんなに変化の激しい世界に、時代を超えた本は、時代に左右されない本質が書いてある。
人の悩みは、いつの時代も変わらない。似たようなことで、人は悩む。そして、多くの悩みの解決方法は、先人が示してくれている。その1つが本である。
これらの湯浅の思想もまた、本で培った知識である。
「お金持ちになりたい」と、みんなおもう。だから、お金に関する本は、たくさんある。でも、それらは、全て抽象的である。時代を超えた良書なら、なおさらだ。
「こうすれば、お金持ちになって、あなたの悩みが解決しますよ」といった、本はない。お金持ちになる方法は、その時代によるモノだから、絶対的なモノなど存在しない。例え、絶対的なモノがあっても、そんな情報は、大衆に届く本といった形にはならない。
この湯浅の思想もまた、本で培った知識である。
本とは、知識を得ることで、自分の思想の源を作り出す存在である。
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